日本データセンター開設 & 新名称「Microsoft Azure」で更なる進撃を!ゲームクラウドアワード2014受賞記念インタビュー | GameBusiness.jp

日本データセンター開設 & 新名称「Microsoft Azure」で更なる進撃を!ゲームクラウドアワード2014受賞記念インタビュー

株式会社イードが毎年開催している「ゲームクラウドアワード」の2014年版で、マイクロソフトが提供しているMicrosoft Azureが総合部門、機能部門、海外部門でそれぞれ優秀賞を受賞しました。本誌では日本マイクロソフトでエヴァンジェリストとしてAzureの普及を推進して

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株式会社イードが毎年開催している「ゲームクラウドアワード」の2014年版で、マイクロソフトが提供しているMicrosoft Azureが総合部門、機能部門、海外部門でそれぞれ優秀賞を受賞しました。本誌では日本マイクロソフトでエヴァンジェリストとしてAzureの普及を推進して
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株式会社イードが毎年開催している「ゲームクラウドアワード」の2014年版で、マイクロソフトが提供しているMicrosoft Azureが総合部門、機能部門、海外部門でそれぞれ優秀賞を受賞しました。本誌では日本マイクロソフトでエヴァンジェリストとしてAzureの普及を推進してきた砂金信一郎氏、増渕大輔氏、エグゼクティブプロダクトマネージャーの谷彩子氏にお話を伺いました。

砂金信一郎氏増渕大輔氏


―――早速ですが、名称が変わりましたね

砂金: そうなんです。4月3日から「Windows Azure」から「Microsoft Azure」へと名称が変わりました。内輪の話をすると、日本データセンター開設を機に、色々なグッズを作ってしまったのですが、その賞味期限がさっそく終わってしまいまして・・・。

谷: 名称を変えるのは労力がかかる部分は当然あるのですが、サービスの内容を適切に表すという意味ではMicrosoft Azureはしかるべき名称ですし、将来にとっても意味のある変更だったと思いますね。

Microsoft Azureのウェブサイト。名称が「Windows Azure」から改められた


―――少し前になりますが、3月のMicrosoft Azureの日本上陸イベントは大盛り上がりでしたね。お祭り風の会場に沢山の開発者が集まり、コミュニティのパワーを感じました。

砂金: マイクロソフトはサービス提供者ですが、一社だけで解決できる問題はそう多くないんです。コミュニティなのか、パートナーエコシステムなのか、社外でも沢山の方が尽力してくれてMicrosoft Azureというサービスが成り立っています。

ですから皆さんを招いて、ああいう「お祭り」をするというのは自然だったんです。ただ、きっと企画段階では「お祭り感」だったはずで、屋台まで出してしまうというのは誰かの悪乗りですね・・・(笑)。当日は本社からMicrosoft Azureのビジネス側の責任者であるスティーブン・マーチンも来日して、一緒に鏡割りをしてくれました。日本が随分盛り上がっているというのは本社にも伝わったんじゃないでしょうか。でもデータセンターの誘致はオリンピック招致みたいなもので、これからがスタートです。

谷: イベントは社内認知としても良かったですね。Microsoft Azureには縁がないと思っていたような人にも、印象を与えられた気がします。

増渕: 当日はコミュニティの方々も多数お手伝いいただきました。ありがとうございました。

―――コミュニティの活性化についてはエヴァンジェリストの皆さんがかなり積極的に動いていった印象があります

砂金: 大事なのは、コミュニティの盛り上がりは独立事象じゃないということです。盛り上がるだけじゃ意味がなくて、ちゃんとビジネスと両輪で回っていかないと続かない。優秀なエンジニアが集まって機能しているのは、学んだことが次の仕事で使えたり、それによってビジネスチャンスが広がっていったりしているからじゃないでしょうか。最初はマイクロソフトも共同営業のような形で一緒に提案から初めていましたが、今では「こんな風にMicrosoft Azureを使わせていただいているんです」と事後で聞くケースが増えています。盛り上げるだけじゃなくて、マイクロソフトはスーツを着て真面目な話も出来るんです(笑)。それは強みかなと。

増渕: 僕らエヴァンジェリストの体制やスタイルが徐々に変化していっています。最初はテクニカルエヴァンジェリストが活躍するフェーズでした。いまはビジネスエヴァンジェリストというポジションが追加されました。Microsoft Azureの技術側面だけではなく、ビジネスシナリオを啓蒙する活動の重要性が高まっています。ゲーム業界にはパブリッシャーとデベロッパー以外にも色々なプレイヤーがいます。そういう中で、単に「Microsoft Azureを導入してくださいね」という製品営業ではなく、ビジネス視点でみたときマイクロソフトの価値は何なのか、日々お客様と一緒に考え、価値を共創する役割が求められてきていると思います。

砂金: 僕の立ち位置も徐々に変わっていっていて、Microsoft Azureを核としつつも、マイクロソフトのテクノロジーを広くスタートアップや学生さん向けに届けるという活動をするようになりました。また、マイクロソフトが提供できるのは何も技術だけじゃなくて、マイクロソフトは全業界への強力なチャネル、人脈を持っています。たとえば大企業との取引を増やすような事も出来ると思います。「ビジネス面のサポートも期待できそうだからMicrosoft Azureを使ってみようか」という風になるといいですね。そこでは価格や性能だけじゃなくて、マイクロソフトが信頼できるパートナーか否かという事が問われていると思います。

―――マイクロソフトが間に入ることで、ゲームの可能性が引き出されるような形が見たいですね

増渕: 数年前に「ゲーミフィケーション」という言葉が流行りましたが、ゲームの知識や経験が他でも活きるシーンはそろそろ本格化する気がします。コンテンツだけでなく、ITスキルとしても。例えば、広告の分野では未だにFlashが主流ですが、ゲーム業界はHTML 5を深く研究してきました。教育でも、タブレットやICT化が進み、楽しく遊ばせるゲームのノウハウが求められています。マッチングするというとおこがましいですが、マイクロソフトは色々な業種と付き合いがありますので、ゲーム業界の方に助けを求めるシーンが増えていきそうな予感がします。

―――さて、そろそろ本題です。昨年末に開催させていただいた「ゲームクラウドアワード2014」ではMicrosoft Azureが3つの部門で優秀賞となりました。まずは一言コメントをいただけますでしょうか?

増渕: まずは沢山の方々に投票いただき、感謝を申し上げたいと思います。一方で、獲れなかった部門もありますし、課題も見えてきています。来年は日本のデータセンターを引っさげて、もっと良い評価を得られるように努力していきたいと思います。マイクロソフトとゲーム業界の繋がりはMicrosoft Azureだけではありません。Xbox Oneもあれば、DirectXや、Windows Store、Visual Studioなど多面的です。コンテンツ、プラットフォーム、開発技術と総合的にゲーム業界の皆さんに愛されるポジションで在り続けたいですね。

―――評価が高いポイントとしては、アップデートが頻繁である点や、ツールや機能の充実度がありました

増渕: アワード受賞の報告をいただいてから、特に意識してお客さんの声を聞くようにしていたのですが、おっしゃって頂いた点以外にも、GUIの良さやサーバー性能の良さを評価いただいているケースが多いようでした。

砂金: ただ、誤解された使われ方で、サーバーの性能を引き出せていないケースも散見されます。Microsoft Azureでは誰でもとりあえずサーバーが作れます。フロントを香港、データベースをヨーロッパ、みたいな変な構成でも作れちゃうんです。これは極端な例ですが、セッティングによっては十分な性能が出てない場合もあり、導入部分はもっときちんと解説が必要だなと感じています。

最近リニューアルされたコントロールパネルは横に開いていく


―――導入時のサポートやドキュメントの整備は評価が弱い傾向がありました

砂金: 色々と要望を受けている部分でもありますので、これは期待と受け止めて粛々と整備を進めていくつもりです。2度目のアワード受賞で嬉しいのは定番化していることですね。マイクロソフトは諦めが悪いですから、とにかく勝負し続けて、ライバルがこけたらラッキーみたいなところはありますね(笑)。

―――実際、Microsoft Azureは後発組でしたが、かなりライバルに追いついたんじゃないでしょうか?

増渕: 実は仮想マシンが導入されたのもまだ一年前だったりしますからね。かなり突貫工事でライバルに追いついてきたと思いますよ。

―――あとは昨年末の時点ではロケーションが課題という評価でしたが、これは次回の調査が楽しみです

砂金: 日本データセンターの開設は日本の事業者さんにとっては、ある意味スタート地点に立ったということに過ぎないと思います。ただ逆に既にグローバルのネットワークがありますので、ロケーションが今後はMicrosoft Azureの強みになっていくと思います。例えば、中国国内にデータセンターを持っているのは外資のベンダーではマイクロソフトだけです。もちろん欧米にもデータセンターが多数あります。今後グローバルに展開しようとするゲーム会社にとっては良い選択肢になると思いますね。

―――日本のデータセンターができることによって変わったことは?

砂金: 問い合わせ件数は圧倒的に増えましたね。これまではプッシュ型の営業をして、ガッツのあるお客さんが海外のデータセンターでも「性能があれば良いでしょ?」と使っていただいていたのが、ようやく一般の会社さんでも検討できる対象になったという感じです。

増渕: 日本データセンターをきっかけに日本のゲーム会社さんとの関係も変わってきました。以前からおつきあいしているFIXERさんも技術サポートの相談案件が増えてきているようですし、象徴的なのは、ISAOさんがMicrosoft Azureのコアパートナーに加わっていただいたことです。老舗のコンシューマーメーカーさんは信頼できる運用会社と組んで運用をされるケースが多く、そうした際に有力な選択肢になっているISAOさんがコアパートナーに加わってくれた事は本当に心強いニュースです。

谷: 東日本だけじゃなくて、西日本にもデータセンターが出来ましたので、西日本の方にもとても喜んでいただけました。

―――今後もアグレッシブに攻めていくことになりそうですね。さっそく値段を巡っては動きがありましたね。

砂金: 5月1日から値下げがあります。これは泥仕合なので、誰かが下げたら自動的に下げる。「我こそは地域一番店」ということをグローバル規模で。泥仕合の良さは、「値段が高いから」と言われなくなることですね。結果として価格以外の点で勝負が決まるようになり、執念深いマイクロソフトは負けているポイントがあればせっせと開発していきます。

―――次回のアワードでどういう評価が出るか楽しみになってきました。それでは最後に皆さんから今年の意気込みを一言ずつ頂けますでしょうか?

砂金: まだ守りに入るフェーズではありません。新しいCEOのサティアも私達はチャレンジャーと言っています。彼は元々サーバー製品のトップで、そういう人がCEOになったというのはMicrosoft Azureにとっては意味があることだと思います。サービスの提供を通じて、マイクロソフトがなければ実現できなかったようなゲームを沢山生み出していきたい、それが成功だと思います。

増渕: ゲーム業界に貢献をするという宣言をしたいですね。Microsoft Azureだけでなく、マイクロソフトのBI製品などを組み合わせて、オープンソースを使っている皆さんとも繋がって、新しいものを生み出していくフェーズに入ったと思っています。ゲーム業界の皆さんに貢献できるようにこれまで以上に努力していきたいと思います。

谷: 冒頭にありましたが、Windows AzureからMicrosoft Azureへと名前が変わりました。Windowsが取れるということ、Microsoftが付くということ、両方に深い意味があると思います。Windowsだけでなく広がっていくプラットフォームであり、Microsoftという社名が付くということは会社を挙げて取り組むという姿勢の現れです。製品担当としてはより身が引き締まる気持ちです。

―――本日はどうもありがとうございました

日本マイクロソフト本社にて
《土本学》

メディア大好き人間です 土本学

1984年5月、山口県生まれ。幼稚園からプログラムを書きはじめ、楽しさに没頭。フリーソフトを何本か制作。その後、インターネットにどっぷりハマり、幾つかのサイトを立ち上げる。高校時代に立ち上げたゲーム情報サイト「インサイド」を株式会社IRIコマース&テクノロジー(現イード)に売却し、入社する。ゲームやアニメ等のメディア運営、クロスワードアプリ開発、サイト立ち上げ、サイト買収等に携わり、現在はメディア事業の統括。

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