【E3 2013】カンファレンス直後の吉田修平氏に聞くPS4のゲーム、本体、中古対策 | GameBusiness.jp

【E3 2013】カンファレンス直後の吉田修平氏に聞くPS4のゲーム、本体、中古対策

本日午後開催されたソニーのE3 2013プレスカンファレンスの終了後、Sony Computer Entertainment Worldwide Studiosプレジデントの吉田修平氏にインタビューすることができました。吉田氏はファーストパーティ開発を指揮する立場で、新たに発表されたタイトルなどについ

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本日午後開催されたソニーのE3 2013プレスカンファレンスの終了後、Sony Computer Entertainment Worldwide Studiosプレジデントの吉田修平氏にインタビューすることができました。吉田氏はファーストパーティ開発を指揮する立場で、新たに発表されたタイトルなどについ
  • 本日午後開催されたソニーのE3 2013プレスカンファレンスの終了後、Sony Computer Entertainment Worldwide Studiosプレジデントの吉田修平氏にインタビューすることができました。吉田氏はファーストパーティ開発を指揮する立場で、新たに発表されたタイトルなどについ
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本日午後開催されたソニーのE3 2013プレスカンファレンスの終了後、Sony Computer Entertainment Worldwide Studiosプレジデントの吉田修平氏にインタビューすることができました。吉田氏はファーストパーティ開発を指揮する立場で、新たに発表されたタイトルなどについて言及しました。

―――この日のための準備は大変だったのではないですか?

そうですね。ただ、2月のイベントに始まって、このE3、続いてはドイツや東京でもゲームショウがありますので、ノンストップといった感じです。2月のイベントでは、とにかく「PS4はゲームが中心」というメッセージを出そうということで、マーク・サニーにも登壇してもらって、PS4に込めた想いを語って貰いました。

このE3もゲーム中心というのは同様なのですが、PS3でやったようなゲーム以外のサービスもカバーしていくという事も同時にお伝えしました。今日はソニー・ピクチャーズの代表が登壇しましたが、平井がソニー本体の社長になってから、ソニーグループの他の会社との交流はとてもやりやすくなりました。ソニー・ピクチャーズからは新しいテレビショーをPS4で先行配信するというような話でしたが、ソニーというエンターテイメントのグループの総力がPS4には結集されるというメッセージでもあります。



―――ゲームといえばサンタモニカスタジオの『The Order: 1886』は気になりますね

今日は雰囲気だけ感じてもらえれば(笑)。「1886」というタイトルから時代は19世紀で、映像からは舞台はイギリスというのが何となく理解していただけたでしょうか。ジャンルは明らかにアクションシューターで、これは間違いありません。新しいものに挑戦する気持ちが強いサンタモニカスタジオが手掛けている作品で、なぜかモンスターがいたり、なぜか19世紀には存在しそうにない武器があったりと、設定やストーリーも面白そうなゲームです。

共同開発しているReady at Dawnは、PSPで『God of War』をかなりのクオリティで実現したチームです。2作目をやってくれた後に、次はもっと高みに挑戦しましょうかと始まったのがこのプロジェクトです。もともと、ベテラン開発者の集まりで小規模のチームだったのを人を増やして次世代機に挑戦する体制を整えました。彼らの最後の作品からかなり経っていますが、ずっと『The Order: 1886』に取り組んできたんです。

―――『The Dark Sorcerer』は爆笑でしたね。あれはデモなんでしょうか?

あれは12分のストーリー作品です。Quantic Dreamは過去も『Kara』というアンドロイドの女の子を描いた映像を公開したことがありますが、1つの作品を完成させた後に、充電期間中に次の作品に向けた技術を活用したショートムービーを制作しているんです。彼らは『BEYOND: TWO SOULS』の後はPS4で開発することになると思いますが、それに向けてPS4の技術を活かして制作したショートムービーということになります。彼らは人間の表情や感情に情念を注いできましたが、『The Dark Sorcerer』では今までのCG技術では難しかった笑いの表現に挑戦しています。明日には全編を公開する予定で、12分の映像になっています。驚愕のエンディングを楽しみにしていください。



―――今日の話ではファーストパーティからロンチに3タイトルという話でしたが、サードパーティからもあるのでしょうか?

沢山あると思いますよ。その数字を言うかどうか、カンファレンスの直前まで言うか皆で話し合っていたくらいです。でも、状況は最後の最後まで分からないということもありますので。今日はサードパーティを含めて本体発売から1年以内に100タイトルがリリースされて、うち20タイトルはファーストパーティという話をしました。その中の3タイトルはロンチタイトルということになります。でも、それで全てじゃないかもしれません。まだ全てのタイトルを見せたわけじゃないので。サードパーティさんは次世代機は今年の年末だろうと狙いを定めていた感がありますね。今日も紹介してもらいましたが『Watch Dogs』なんかは完全に照準を合わせてましたね。

※ファーストパーティから発表済みのロンチタイトル=『Killzone: Shadowfall』『DriveClub』『Knack』

―――インディーズタイトルも複数発表されましたね。何かお気に入りはありましたか?

やっぱりオクトパス(『Octodad: Dadliest Catch Crashes』)じゃないですかね。うねうねしてました(笑)。あれはアナログスティックで遊ぶのかな、一番気になっているゲームです。

―――色々なタイトルが発表されましたが日本市場向けの話はまた今度ということで?

日本での発表はまだお待ち下さい。今回は北米と欧州のことだけをお話した形ですね。

―――今回は本体デザインも初披露されましたね

実は私も本体デザインを見たのは2月のイベントの後でした。逆にデュアルショック4はかなり最初から入って議論に参加していました。本体は個人的にはあまり興味がなくて、デザインはそれなりのものになるだろうというくらいに考えてました。見て最初の驚きはその薄さで、調べて見るとPS3の2世代目とほぼ同じサイズなんです。これはハードチームの努力があったと思います。デザインについては、縦置きした姿はPS2の2代目を彷彿とさせるもので、これはデザイナーも意識したようです。

―――ちなみに、コントローラーの評判は開発者さんの間ではどうなんでしょうか?

とても評判はいいですね。我々Worldwide Studiosが最初から、何度も何度も何度も意見を入れて改善を重ねたコントローラーですので。途中からサードパーティの方にも触っていただくのですが、最初から凄く評判はいいです。良いポイントとしては、アナログスティックの精度が高くて細かい動きを再現できる点、トリガーも途中で止められる点でしょうか。微妙な差が表現できるというのはグランツーリスモチームのこだわりが反映された部分でもあります。

―――コントローラーのタッチ部分は押し込みにも対応していますね

触って押し込むという動作はノートパソコンのホイールパッドと同じ仕組みです。カーソルを動かして、押し込んで決定。押し込みがないと、離した際に決定とせざるを得ないので、誤って触ってしまった場合の対処が難しくなってしまいます。

―――スタートとセレクトボタンは無くなりました

今までずっとあったんですが、使われることは少なかったですよね。スタートする際にスタートボタンを使わないゲームも多いですし。それなら1つにまとめちゃえ、ということですね。代わりに絶対入れたいと思ったShareボタンが追加になりました。

―――PSVitaをコントローラー代わりに使ったり、カメラの使い方なんかはまだ見せられてないですね

これらは今後、徐々に出てくると思います。また、スマートフォンやタブレットと連携するような仕掛けもあります。今回のタイトルであれば『Drive Club』は連携がかなり中心的な役割を果たすようになると思います。どのデバイスでも、参加しているクラブの状況が把握でき、友達にチャレンジしたりすることができるようになります。この辺りの詳細はもう少し時間が経てば紹介していきます。



―――中古ゲームに関する件では大歓声が起こっていましたね

そうですね。でも、社内では以前からPS3と同じだよね、という話はしていました。デジタルに移行しつつありますが、ディスクも根強い支持があります。一気には変わりません。中古などに関するポリシーについても余り迷いはありませんでした。ところが何故だか大事になってしまい何が起こったんだという感じで・・・(笑)。私のツイッターにも「Sony do the right !」とか「No DRM!」とか来たりして。冗談半分ですが、PS4でゲームを共有したい場合に、どうしたら良いかという説明の動画を急遽撮影してYouTubeにアップしましたので、ぜひご覧いただければと思います。



―――ありがとうございました
《土本学》

メディア大好き人間です 土本学

1984年5月、山口県生まれ。幼稚園からプログラムを書きはじめ、楽しさに没頭。フリーソフトを何本か制作。その後、インターネットにどっぷりハマり、幾つかのサイトを立ち上げる。高校時代に立ち上げたゲーム情報サイト「インサイド」を株式会社IRIコマース&テクノロジー(現イード)に売却し、入社する。ゲームやアニメ等のメディア運営、クロスワードアプリ開発、サイト立ち上げ、サイト買収等に携わり、現在はメディア事業の統括。

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