
ポッドキャスト番組「My Perfect Console with Simon Parkin」に、元ソニー・コンピュータエンタテインメントの吉田修平氏がゲスト出演しました。90年代ゲーム業界を振り返るトークが繰り広げられています。
◆アトラスやフロムがPS参入を決めた理由
同番組は、ビデオゲーム評論家サイモン・パーキン氏が、ゲーム・映画・コメディなど様々な分野から著名なゲストを招き、インタビューを行うというもの。
今回のゲスト・吉田修平氏は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE、現SIE)時代に、初代PlayStationの頃から関わり、その後はゲーム開発部門であるワールドワイド・スタジオのプレジデントなど数々の役職を務めた人物。2025年1月にソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)を退職しました。
番組内では、PlayStationがゲームカートリッジではなく、CD-ROMをメディアとして採用したことが、多くの企業のビデオゲーム業界参入のきっかけになったという話題に。その中にはアトラスやフロム・ソフトウェアも名を連ねている、という話が出ました。
「メディアがCD-ROMだから」という理由で、PlayStationからのリリースに踏み切ったメーカーたち。トークによると、CD-ROMはカートリッジと比較して断然コストが安く、そして納期も早く製造できることから、各企業は商機を見出したそうです。

そうして、フロム・ソフトウェアのビデオゲーム参入決断が「『Bloodborne』誕生のきっかけですね」と、ホストのパーキン氏は大盛り上がり。PlayStationの3Dグラフィック機能とCD-ROMというコンビネーションが新たなビジネスチャンスとなり、のちに数々のヒット作のスタート地点になったことを印象付けています。
このほかにも番組では、PlayStationとセガサターンにおけるゲーム開発の経験など、ビデオゲーム業界に関する興味深い内容が展開されています。
なお、Game*Sparkは吉田修平氏にインタビューも実施しました。近日中の掲載をお楽しみに!









