IGFチャイナで作品エントリー開始、上海で9月開催 | GameBusiness.jp

IGFチャイナで作品エントリー開始、上海で9月開催

世界最高峰のインディゲーム向けアワードとして、急速に注目を集めるインディペンデントゲームフェスティバル(IGF)。毎年3月に米サンフランシスコで開催されるゲームディベロッパーズアワード(GDC)会場で受賞式典が開催されることは、日本でも広く知られるようにな

その他 その他
世界最高峰のインディゲーム向けアワードとして、急速に注目を集めるインディペンデントゲームフェスティバル(IGF)。毎年3月に米サンフランシスコで開催されるゲームディベロッパーズアワード(GDC)会場で受賞式典が開催されることは、日本でも広く知られるようになってきました。

その一方で中国・上海で開催されるGDCチャイナでも、同様にIGFチャイナ・アワードが開催されています。アジア太平洋地域に在住のインディゲーム開発者を対象としたアワードで、前回は中国・台湾・シンガポール・日本・インドネシア・タイ・インドなどの国・地域から、合計159作品(メイン部門98作品、学生部門61作品)のエントリーがありました。2011年度に比べて42%も応募作品が増加したそうです。

今年は9月15日から17日までGDCチャイナが上海で開催されるのにあわせて、IGFチャイナも実施されます。作品エントリーはすでに始まっており、応募者は申請フォームに必要事項を記入すると共に、FTPサーバを各自で立ててゲームをアップロードし、リンクを張って申し込む形になります。メイン部門の賞金総額は7050米ドル(約70万円)で、ファイナリストに選出されれば、GDCチャイナのオールアクセスパスや授賞式への招待、さらにはIGFパビリオンでゲームのデモ展示などが可能です(ただし往復の渡航費と滞在費などは自己負担となります)。

えーっ、渡航費も滞在費も出ないの? と思った皆さん! 東京ゲームショウで開催される「センスオブワンダーナイト」は副賞すら出ません! それでも世界中からたくさんのエントリーが行われます。というのも、こうした賞にファイナリストとして選出されることが、ゲームを商業販売する上で、プロモーションとして非常に有効なんですね。

特に今年は東京ゲームショウで同人・インディーズ向けに「TGSインディーズ」コーナーが設置される予定で、ちょうど開催が直前ですので、IGFチャイナ向けにゲームを作り込んで応募し、あわよくば両方出展! なんて計画を立てられるのも良いのではないでしょうか。特に自分のゲームを国内だけでなく、幅広く海外に知らしめたい。インディゲームで勝負を賭けたい。そんな熱い思いを秘めている方々に、是非是非にお勧めします。

応募締め切りは7月19日(金)で、時差の関係で7月20日(土)の深夜0時59分がタイムリミットですが、とりあえず7月19日(金)中だと考えれば良いでしょう。よろしくです!

概要
IGFメイン部門

対象:アジア太平洋地域のすべてのインディゲーム開発者
応募締め切り:2013年7月19日(金)
大賞:3150米ドル
部門賞:各780米ドル
(モバイルゲーム部門・オーディオ部門・テクノロジー部門・ビジュアル部門・ゲームデザイン部門)
特記:大賞と各部門賞では、それぞれ8作品ずつがファイナリストとしてノミネートされます。ファイナリストは副賞としてGDCチャイナのオールアクセスパスが3枚ずつ進呈されるほか、会場で開催されるアワードセレモニーへの招待と、IGFチャイナパビリオンでゲームの展示を行うことができます。またアワード受賞作品には、米サンフランシスコで開催されるGDC2014のオールアクセスパスが2枚ずつ進呈されます。

IGF学生部門

対象:アジア太平洋地域のすべての学生ゲーム開発者
応募締め切り:2013年7月19日(金)
大賞:1570米ドル(1作品)
優秀賞:470米ドル(2作品)
特記:学生部門では6作品がファイナリストとして選考され、その中から大賞と優秀賞が選定されます。ファイナリストは副賞としてGDCチャイナのオールアクセスパスが2枚ずつ進呈されるほか、会場で開催されるアワードセレモニーへの招待と、IGFチャイナパビリオンでゲームの展示を行うことができます。また大賞と優秀賞受賞作品は主要な海外・国内企業への推薦が優先して受けられます。

スケジュール
4月08日 受け付け開始
7月19日 申し込み終了
8月15日 ファイナリストの発表
9月15日-17日 GDCチャイナ開催
IGFチャイナパビリオン展示
9月15日 インディペンデントゲームサミット(GDCチャイナ)
9月15日 IGFチャイナアワードセレモニー
9月19日-22日 東京ゲームショウ
9月20日 センスオブワンダーナイト(予定)
9月21-22日 TGSインディーズ(予定)

審査員
Simon Carless
Chairman Emeritus (IGF) and EVP of UBM Tech Game Network

Kevin Li
CEO(TipCat Interactive)

Monte Singman
チャプターコーディネーター(IGDA上海)

Xubo Yang
Director of Digital Art Lab and Assistant Professor
(Shanghai Jiaotong University’s School of Software)

Haipeng Yu
Producer(Tencent Shanghai)
《IGDA日本》

この記事の感想は?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

人気ニュースランキングや特集をお届け…メルマガ会員はこちら