id SoftwareのTodd Hollenshead氏は同社が開発する新作シューター『Rage』で採用されている次世代ゲームエンジン“Tech 5”が、サードパーティーのデベロッパーには供給されないことを明らかにしました。今後Tech 5を採用するタイトルは親会社であるゼニマックスメディアグループのベセスダ・ソフトワークス(Bethesda Softworks)によって販売される必要があるとの事で、Hollenshead氏は競争上の優位性を保ちたいと話していますが、“Tech 5がidおよびidの開発するタイトルだけ独占ではないので公平である”と伝えています。パブリッシャーおよびデベロッパーが自らの技術を占有する事は特段珍しい事ではありませんが、id Softwareのこれまでの歴史を考えると異例と言えるのではないでしょうか。しばらくの間は「Tech 5の最新技術を体感できるのはベセスダのゲームだけ!」ということになりそうです。
『Wolfenstein 3D』は“贅沢なことに”開発に4か月も費やせた―『DOOM』など手掛けたジョン・ロメロ氏がid Softwareの思い出を語る 2025.8.4 Mon ジョン・カーマック氏の逸話も披露されました。