英国チャンネル4のスタッフは、「インディーズゲームの才能が教育ゲームに役立つのではないか」と語ります。チャンネル4は若者向けの教育番組を作ることで知られていますが、インディーズのゲームスタジオに教育ゲームの制作を依頼しています。性教育ゲームや科学ゲーム、遺伝学に関するゲームなどが作られており、2009年は450万ポンドの予算が組まれているとのことです。一つのゲームに使える予算は4万〜80万ポンド。「80万ポンドではAAAのチームは作れない」ものの、インディーズの若い力は教育ゲームを作るのに最適であるといいます。Commissioning Editor であるAlice Taylor氏は「学習する、ということから出発してゲームをそれに入れるなら時々は上手くいくでしょう。しかしゲームは楽しく神秘的でなければいけません。学習をゲームに入れ込むことはできますが、ゲームを学習に組み込むことは難しいです」と教育ゲームにおけるデザインの難しさを指摘します。インディーズの柔軟な発想力がこうした問題を解決するのに有効だというのがTaylor氏の主張。様々な制約があるほど力を発揮するのがインディーズの強みであり、困難なテーマである性教育のゲームを作る際にもブレイクスルーがあったといいます。同社のウェブサイトを編集しているJody Smith氏は、インディーズのゲームスタジオが「どんな政府機関も持っていないような」忠実なファンを擁していることもポイントだと指摘します。インディーズのゲームスタジオが教育ゲームを提供することにより、普段とは異なった層がサイトを閲覧してくれるというのです。十代の女子をターゲットとした科学ゲームを作っているBeatnik GamesのRobin Lacey氏は「教育ゲームはインディーズの為の大きなニッチであると思う。インディーズゲームの美しさは、エンディングのスタッフロールよりも大きな何かを達成できるよう試みられることにある。インディーズのゲームスタジオには目的がある。我々はインディーズとして、人々の人生に影響を与えるのにゲームプレー以上のものを考えつかなかった」とインディーズのゲームスタジオが教育ゲームを手がけるメリットを語っており、こちらはTaylor氏と意見を同じくしているようです。チャンネル4はXbox LIVE アーケードやiPhone用の教育ゲームも視野に入れているとのこと。特にXbox LIVE インディーズゲームはリリースのための手続きも少なくて有望だと言います。また、今年のクリスマスにはiPhoneユーザーも増えるだろういうことで、こちらも有望視されているようです。
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