Edutainment-Labが運営するオンラインスクール「MEキャンパス」は2025年7月23日より、生成AIを活用した学習支援機能「バーチャルコーチ」を一部の学生向けに提供開始した。今後、順次拡大を予定している。
「MEキャンパス」は、独自のサポート体制で学ぶオンライン学習プラットフォーム。BlenderやUnityを使った実践的な作品制作を通じてクリエイティブスキルを習得するオンライン学習環境を提供している。クリエイターコースでは、しっかり学べる総合学科と、短期集中で学べる専攻学科を設置。提携先通信制高校と同時入学する通信制高校同時入学コースでは、高卒資格を取得することができる。リスキリングとしての需要もあり、クリエイター職への就業を目的に受講する学生も在籍しているという。
学習支援機能「バーチャルコーチ」は、CG制作ソフトやUnityなどの画面をAIに共有しながら、音声やチャットによる対話形式で疑問をその場で解消できる仕組み。新たなサービスで、リアルタイムの支援を可能にし、学習効率の向上を図る。
これまで制作中の疑問や発生した問題について質問する際には、「何に困っているか」を言語化し、スクリーンショットを用意するなどの手間が発生しており、特に初心者にはハードルとなっていた。また、現役クリエイターである専門コーチの個別対応が強みである一方、夜間や週末に学ぶ社会人学生の場合、質問のタイミングによっては返答に時間を要していたが、「バーチャルコーチ」の導入により利便性を高める。
「バーチャルコーチ」で解決に至らなかった場合も、その対話ログを専門コーチに共有することで、質問を一から整理する必要はなく、円滑に人によるサポートへとつなげることができる。
今回のテスト提供の対象ユーザーはMEキャンパスの一部在籍生で、今後、順次拡大予定。正式リリース後は、MEキャンパスに在籍するすべての学生に向けて提供を広げ、効率的なオンライン学習を支援する。また、AIによる効率的な疑問解消と人による個別性の高い専門指導の連携により、オンラインであっても学びが続き成果につながる学習環境の実現を目指すとしている。
