VentureBeatによれば、複数の独立系ゲームデベロッパーの集合体のような形を取る、米国のFoundation 9が傘下企業の合併や人員削減などのリストラを進めているとのことです。同社の最新作は、人気のホラーゲームをリメイクした『Silent Hill: Homecoming』(KONAMI)です。Foundation 9は2005年にプライベートエクイティファンドの出資により設立され、ここ数年の間で様々なゲームデベロッパーを相次いで買収してきました。現在傘下にあるのは、Amaze、Backbone、Duble Helix Games、Fizz Factor、Griptonite Games、ImaginEngine、Pipeworks、Sumo Disitalの8社です。しかし昨今のゲーム販売の低下で、同業他社と同様に苦境に立たされています。報道によれば、同社はFizz Factorを閉鎖するほか、いずれもKirklandにあるAmazeとGriptoniteを合併させ、Double Helix Gamesも縮小するとのことです。加えて、401Kの退職者向けプログラムも支払いを停止するとのこと。同社は「Foundation 9は依然として高い収益性を保っていて、かつ最高のサービスをパートナーであるパブリッシャーや従業員に対して提供できる状態にあります。今回のリストラは現在のゲーム市場を鑑み、ベストな状態に自社を保つための施策です」とコメントしています。Foundation 9の傘下で現在開発中のタイトルには、『アサシンクリード2』(ユービーアイ/PSP)、『GIジョー』(EA/マルチプラットフォーム)、『Where the Wild Thins』(ワーナー/マルチプラットフォーム)などがあるとのこと。