低迷していたグリーの業績に光明が差しました。
スマートフォン用ゲームの開発・配信を行うディー・エヌ・エーの2023年3月期第1四半期の売上収益は前期比2.1%増の347億7,300万円となったものの、営業利益は同27.5%減の39億6,400万円となりました。第1四半期は増収減益での着地。
ガンホー・オンライン・エンターテイメントが長年培ってきた、『パズル&ドラゴンズ』の施策効果が薄れています。
「アラド戦記」や「メイプルストーリー」など、中国・韓国を中心にヒットタイトルを手掛けるネクソン。業績は堅調なものの、成長を支える「アラド戦記」の人気に陰りが出てきました。
ミクシィが公営競技事業とスポーツ観戦事業の収益化を急いでいます。
コーエーテクモホールディングスの好調ぶりが際立っています。
『ウマ娘』はサイバーエージェントの財務状況を劇的に変化させました。それに伴って新たな動きを加速しようとしています。
2021年4月1日からCEOが創業者・里見治氏の長男・里見治紀氏となり、新体制のスタートを切ったセガサミーホールディングス。2023年3月期の業績に早くも翳りが見え始めました。
コナミグループ(2022年7月1日コナミホールディングスから社名変更)の業績が極めて堅調に推移しています。
カプコンが収益性を高めています。2022年3月期の営業利益率は39.0%。任天堂の35.0%を上回りました。なお、スクウェア・エニックスは16.2%、ソニーは12.6%です。しかもカプコンは2023年3月期の営業利益を40.0%と予想しています。
スクウェア・エニックス2022年3月期の業績が過去最高を更新。売上高は前期比9.8%増の3,652億7,500万円、営業利益は同25.5%増の592億6,100万円。営業利益率は16.2%となりました。
バンダイナムコホールディングス2022年3月期の売上高が前期比20.0%増の8,892億7,000万円、営業利益が同48.2%増の1,254億9,600万円となりました。
ソニーが新たな成長ステージに向けた投資を加速し、業績に大きな変化が生じています。キーワードとなるのが脱ハード依存、メタバース、IPです。
Nintendo Switchの大ヒットで業績絶好調だった任天堂ですが、コロナ特需の終焉とともに翳りが見え始めてきました。2023年3月期の売上高は前期比5.6%減の1兆6,000億円、営業利益は15.6%減の5,000億円を予想。営業利益率は35.0%から31.3%に低下する見込みです。