
任天堂向けのゲームカード用ROMチップも手掛ける台湾の半導体メーカー「Macronix」が、ROM生産を段階的に縮小していると、海外メディアTaipei Timesが報じています。
ROM売上減。NAND生産に注力へ
今回、ROM事業の段階的な縮小が報じられたMacronixは、ROMのほかにNOR型フラッシュメモリやNAND型フラッシュメモリなどを手掛ける半導体メーカーです。
オーストラリアの株式専門調査会社MST FinancialのアナリストDavid Gibson氏によると、同社ではニンテンドースイッチおよびスイッチ2のゲームカード向けROMチップを製造していますが、今後は新たなROM製品を開発せず、売上の個別での開示も2026年第3四半期が最後になると述べています。
MacronixのROM事業について決算説明会資料では、2026年7~9月の売上は前年同期比で39%減となり、売上構成比も前年同期の26%から5%に低下。Taipei Timesによると、Miin Wu会長は成長分野であるNANDに生産能力を注ぎ込んでいる旨述べています。
一方でGibson氏は、Macronixだけが任天堂向けゲームカードの供給元ではないため、従来のゲームカードはしばらくの間存続すると予測。ただし、キーカードやダウンロード専売の増加を通じて、デジタルへの移行が進むとの見方も示しました。

海外掲示板Redditでは、今回の報道に心配する声が挙がった一方、Macronix以外にもサプライヤーは存在し、任天堂がこれまでもパッケージ版への支持を表明してきたと指摘するユーザーも見られました。
なお、任天堂側の姿勢としては直近で、任天堂ラテンアメリカのバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めるBill Van Zyll氏が、2026年10月のインタビューで「物理メディアを廃止する計画はない」旨言及しています。








