『メトロイドプライム4 ビヨンド』の砂漠「ソルバレイ」と乗り物「ヴァイオラ」について、旧3部作の元リードエンジニア・Jack Mathews氏が「ただの無駄」と批判しました。
シリーズの本質を理解していない?開発への批判
注目を集めたMathews氏の批評は、ゲーム業界の開発者や作曲家など、関係者への深掘りインタビューを行うYouTubeチャンネル「KIWI TALKZ」で発言されたものです。
Mathews氏は『メトロイドプライム4』の砂漠以外のバイオームは、どれも過去作品でお馴染みのスタイルですが「ソルバレイ」だけは全くの別物と指摘。「ソルバレイは、ダンジョンが中心の『ゼルダの伝説』に『風のタクト』の大海原を加えたようなもの」であるとし、そして「目的地まで大きな目印が1つあるだけで、ほとんど何も見えないソルバレイに、2つか3つの専用AIを開発し、その技術や開発リソースがほかのエリアに活用されていないのです。リソースを分散するだけで、ただの無駄遣いなのです」と述べています。

さらにMathews氏はバイク風乗り物ヴァイオラについて「(開発チームの)誰かがバイク好きで、きっと『のんびりプレイ』を楽しめる部分が必要だと考えたとしか思えません。『メトロイドプライム』シリーズにおけるのんびりプレイとは、すなわち敵を撃っていない探索している時間である、ということをその人物は理解できなかったのでしょう」と皮肉を込めて語ってもいます。
また、『メトロイドプライム4』のようなシリーズ作品にとって「ソルバレイ」のような新しい要素を実装することにはリスクが伴うとも指摘。新システムの何が楽しいのか、本当に楽しくなるのか、そしてそれをどう判断するのか……という問題です。
「私は自分が作っているものを理解し、これまでと同じように楽しいと思えるものを作ろうとしている。でもソルバレイは全く意味が分からない。何も面白いことがない。プレイヤーが求めているものではないんだ」と重ねて否定しています。

Game*Sparkで掲載したレビューでも、過去作の特徴である「能動的に探索しているようで、実は丁寧にコントロールされているゲーム進行」と比較し、『メトロイドプライム4』には投げやりで一貫性のない導線や、“ノンリニア”であるがゆえに能動的な体験を奪ってしまう「ソルバレイ」というフィールドの矛盾があるとして、同様の問題点を指摘していました。
『メトロイドプライム4 ビヨンド』は、ニンテンドースイッチ2/ニンテンドースイッチ向けに発売中です。










