
シリコンスタジオは、2026年11月期第3四半期決算短信(非連結)を公表し、売上高が前年同期比4.6%減の30億8,200万円、営業損益が2億600万円の赤字に転落したことを明らかにしました。
営業赤字2億600万円、通期予想も下方修正
前年同期の営業利益1億2,600万円から大幅な減益となり、四半期純損益は3億円の赤字(前年同期は1億4,700万円の黒字)を計上しています。これに伴い、同社は通期の業績予想についても下方修正を発表し、通期でも営業損失2億6,600万円を見込む厳しい見通しを示しました。
当第3四半期累計期間(2025年12月1日~2026年8月31日)の経営成績は以下のとおりです。
項目 | 当第3四半期累計 | 前年同期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
売上高 | 30億8,200万円 | 32億3,000万円 | △4.6% |
営業損益 | △2億600万円 | 1億2,600万円 | ― |
経常損益 | △2億300万円 | 1億2,700万円 | ― |
四半期純損益 | △3億円 | 1億4,700万円 | ― |
※利益項目は前年同期の黒字から赤字に転じているため、増減率は記載されていません。
1株当たり四半期純損失は109円59銭となりました。経常損失は2億300万円となり、特別損失として投資有価証券評価損3,900万円を計上。四半期純損失は3億円となっています。
財政状態については、総資産が前期末比6億4,100万円減の21億6,100万円、純資産が同3億2,800万円減の15億2,600万円となりました。資産の減少が進んだものの、自己資本比率は前期末の66.2%から4.4ポイント上昇して70.6%となっています。
開発推進・支援事業
開発推進・支援事業の売上高は前年同期比5.0%減の18億9,500万円、セグメント利益は同79.9%減の6,000万円と大幅な減益を記録しました。
大型案件の終了やオンラインソリューション分野の売上減少に加え、3DCG案件における損失の発生が収益を大きく圧迫しました。同社では新たな注力領域としてフィジカルAIシミュレーション基盤事業などの施策を進めているものの、当四半期においては減益要因を補うには至りませんでした。
人材事業
人材事業の売上高は前年同期比3.9%減の11億8,600万円、セグメント利益は同3.3%減の2億500万円となりました。
ゲーム・エンターテインメント業界における人材需要の変動を受け、一般派遣労働者数は延べ1,633名(前年同期比4.9%減)、有料職業紹介の成約実績数は179名(同13.9%減)と、いずれも前年同期の実績を下回る結果となっています。
通期業績予想の下方修正と今後の見通し
同社は同日、2026年11月期の通期業績予想の修正を発表しました。修正後の通期業績予想は以下のとおりです。
売上高:40億7,300万円(前期比5.4%減)
営業損失:2億6,600万円
経常損失:2億6,500万円
当期純損失:3億2,500万円
1株当たり当期純損失:118円40銭
2026年11月期の期末配当予想は0円で、直近予想から変更ありません。前期実績は10円でした。主力である開発推進・支援事業の収益性改善および新規事業基盤の立ち上げが、今後の業績回復に向けた大きな焦点となりそうです。






