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海外大手の大型ゲーム開発がストップ、開発受託トーセ営業益6割減―土地売却で最終利益は大幅増

トーセの2026年8月期決算は、大型開発の一時停止で営業利益が58.8%減となった一方、土地売却益で最終純利益は7億1,700万円(186.7%増)となりました。

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海外大手の大型ゲーム開発がストップ、開発受託トーセ営業益6割減―土地売却で最終利益は大幅増
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公式サイトより引用

ゲームソフトの受託開発大手であるトーセは、10月8日に2026年8月期の連結決算を発表し、営業利益が前期比58.8%減となる一方、土地売却益により最終利益は7億1,700万円(186.7%増)となりました。

営業利益58.8%減も、土地売却益で純利益は7億円超

当期の連結経営成績は、売上高が63億1,600万円(前期比4.8%減)、営業利益が2億8,400万円(同58.8%減)、経常利益が3億3,200万円(同50.9%減)と大幅な減益となった一方、親会社株主に帰属する当期純利益は7億1,700万円(同186.7%増)と大幅な最終増益を達成しました。

最終利益の急伸は、長岡京トーセビルの建替えに伴い建設用地以外の隣接土地を2026年8月末に譲渡し、約7億4,800万円の特別利益を計上したことによるものです。

当連結会計年度におけるトーセグループの連結業績は以下のとおりです。

  • 売上高:63億1,600万円(前期比4.8%減)

  • 営業利益:2億8,400万円(前期比58.8%減)

  • 経常利益:3億3,200万円(前期比50.9%減)

  • 親会社株主に帰属する当期純利益:7億1,700万円(前期比186.7%増)

  • 1株当たり当期純利益:94.66円(前期は33.01円)

前期(2025年8月期)の売上高66億3,600万円、営業利益6億8,900万円、経常利益6億7,700万円、親会社株主に帰属する当期純利益2億5,000万円に対し、本業の収益性は大きく落ち込みました。売上高営業利益率は前期の10.4%から4.5%へと低下しています。

海外大手向け案件の一時停止で開発リソースに「稼働の空き」

セグメント別では、主力のゲーム事業の売上高が58億7,900万円(前期比2.7%減)、営業利益が2億4,700万円(同60.2%減)となりました。

ゲーム事業の内訳は以下のとおりです。

  • 家庭用ゲーム機・PC関連:47億5,000万円(前期比0.4%減)

  • スマートフォン関連:11億2,300万円(前期比11.3%減)

  • その他:400万円(前期比48.7%減)

営業利益が半減以下となった主因は、海外大手ゲーム会社との家庭用ゲーム機向け大型開発プロジェクトが、相手先の方針転換によって2026年2月末に一時停止となった点にあります。この再開時期未定の案件中断により、トーセ側の一部の開発リソースに稼働の空きが発生し、収益を強く圧迫しました。さらに、スマートフォン向け既存運営タイトルの規模縮小や、ロイヤリティ・レベニューシェア収入の減少も減益要因として重なっています。

2027年8月期は営業利益415百万円への回復を予想

2027年8月期の連結業績予想について、トーセは以下の見通しを公表しています。

  • 売上高:60億円(前期比5.0%減)

  • 営業利益:4億1,500万円(前期比45.9%増)

  • 経常利益:4億2,300万円(前期比27.2%増)

  • 親会社株主に帰属する当期純利益:2億8,000万円(前期比61.0%減)

  • 1株当たり当期純利益:36.94円

売上高はスマートフォン関連タイトルの減少影響などで微減を見込むものの、開発リソースの再配置や新規案件の獲得を進めることで稼働の改善を図り、営業利益は前期比45.9%増の4億1,500万円へ反転回復する計画です。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は2億8,000万円(前期比61.0%減)を見込んでいます。

《GameBusiness.jp》

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