酷評『MindsEye』「自分たちが何を作っているのか全くわかっていなかった」―開発者たちが状況を語る | GameBusiness.jp

酷評『MindsEye』「自分たちが何を作っているのか全くわかっていなかった」―開発者たちが状況を語る

YouTubeチャンネル「Decode」が独自に調査した内容を公開しました。

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酷評『MindsEye』「自分たちが何を作っているのか全くわかっていなかった」―開発者たちが状況を語る
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2025年6月11日に発売されたSFアクションアドベンチャー『MindsEye』に関して、YouTubeチャンネル「Decode」が独自に調査した内容を公開しました。

メタスコアは「灰スコア」

本作でプレイヤーは特殊部隊の元兵士となり、AIと最先端技術が暗い影を落とす近未来の砂漠都市を舞台に、真実を解き明かすため戦います。『グランド・セフト・オート』シリーズのプロデューサーなどを務めたLeslie Benzies氏が率いる開発スタジオBuild A Rocket Boyの新作ゲームとして期待されていましたが、パフォーマンスの不安定やクラッシュが多発するなどの不具合報告が相次ぎ、SteamMetacriticで厳しい評価を受けました。





ゲーム以外でも良い話はなし

その後、Leslie氏が、スタッフに向けて「スタジオとゲームが苦境にあるのは社内外の工作員が原因だ」と語ったと報道されたり、イギリスの労働組合Independent Workers of Great Britainが、Build A Rocket Boyに対し、同社が長年にわたって「従業員に対する無礼と不当な扱い」をしてきたとする公開書簡を送付したと発表するなどといった良くない状況が伝えられていました。





「Decode」が独自調査

あらたに、「Decode」が、現職および元従業員7名にインタビューを行い、独自に調査した内容によると、『MindsEye』は「過剰な野心、過剰な管理、そして偽りの約束」のために失敗したとしています。

インタビューに応じた元開発者のひとりは、「最後の瞬間まで、自分たちがどんなゲームを作っているのか本当にわからなかったような気がしました。」と語り、また、ほぼすべての決定にCEOの承認が必要であり、 “Leslie tickets” と呼ばれたとされる社内の特別なタスクは、いつでも予定されていた作業より優先されなければならなかったとのこと。開発者が欠陥だと考えていた機能でさえ、社内の反対を押し切って押し通されたとしています。ほぼ同時進行していた『Everywhere』の失敗、レイオフ、従業員の士気の低下などもあったと語られています。

さらに元従業員の一人は、「もっと早く声を上げるべきだった。この調査によって、『MindsEye』と『Everywhere』の失敗が無能な従業員のせいではなく、彼らがほとんど影響力を持てなかった構造的な問題によるものだと理解してもらえることを願っている」と語っています。

『MindsEye』は、Steam DBによれば同時接続プレイヤー数は停滞した状況が続いており、2025年ワーストゲームになりそうな1本とも言われています。




《H.Laameche@Game*Spark》

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