約10年にわたる早期アクセス期間を経て、超高難易度FPS『Escape from Tarkov(エスケープ・フロム・タルコフ)』が2025年11月15日、ついに正式版1.0としてリリースされました。
しかし、待望のローンチはサーバーへのアクセス集中によるログイン障害など多くの技術的なトラブルに見舞われ、開発元は謝罪と共に、全プレイヤーへのゲーム内アイテム補填を発表しています。
正式リリースと同時にサーバーダウン、波乱の幕開け
Steam版の同時配信も行われた今回の正式リリース時には、世界中のファンからのアクセスが殺到しました。
開発を率いるNikita Buyanov氏によると、リリースに備えて新しいサーバーインフラを準備していたにもかかわらず、公式サイトへのアクセスは想定の10倍、認証サーバーやランチャーにも4倍の負荷がかかり、システムは完全に過負荷状態に陥ったとのことです。
これにより、多くのプレイヤーがゲームを起動できない、ログインできないといった問題に直面。さらに、トレーダーとの取引時にエラーが発生する、アイテムのアイコンが低解像度で表示されるなど、複数の不具合が報告されました。
迅速なアップデートと全プレイヤーへの補填
この事態を受け、開発元のBattlestate Gamesは即座に対応を開始。
リリース当日から複数回の技術アップデートを配信し、トレーダーとのインタラクションに関する問題や、クライアントのフリーズなど、緊急性の高い不具合を次々と修正されています。
そして一連のトラブルに対するお詫びとして、全プレイヤーにゲーム内アイテムセット「Bear Classic」と「USEC Night Patrol」を補填することを発表しました。既にこれらのセットを購入済みのプレイヤーには、別のゲーム内報酬が付与されるとのことです。


現在、データセンターの負荷は安定に向かっており、主要な問題は解消されつつあります。また、今後の改善策として、マッチング時間を短縮するためのインフラ拡張も計画されています。
波乱の幕開けとなった正式リリースですが、今後の安定した運営に向けた迅速な対応が進められているようです。
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)









