
2026年5月26日に『グランド・セフト・オートVI(以下、GTA6)』の発売を控えるRockstar Gamesが30人超の従業員を解雇し、これがイギリスの労働組合により“組合つぶし”だと批判されています。一方で、親会社テイクツー・インタラクティブは「重大な不正行為が理由」としています。
◆テイクツーいわく「重大な違反行為が理由」とのこと
今回解雇された社員はイギリスとカナダの従業員であり、Discord上でのクローズドな労働組合グループに参加していたとのこと。これを受けて「Independent Workers Union of Great Britain(IWGB)」が声明を発表し、“組合つぶし”が目的の解雇であると、海外メディア「Bloomberg」の投稿を引用するかたちで批判しました。
一方で、Rockstar Gamesの親会社であるテイクツー・インタラクティブは、今回の解雇に関して“重大な違反行為が理由”と、海外メディア「IGN」の取材を通じて発表。「それ以外の理由はありません」とコメントしています。
また以前には、今回の件と直接の関係があるかは定かではありませんが『GTA6』のトレイラー公開後、セキュリティおよび生産性の観点から週5日の出社を義務付け、それに対しIWGBおよび従業員から批判の声が上がったことなどもあります。
いずれにせよ、多くのゲーマーが心待ちにしている『グランド・セフト・オートVI』の発売は、約半年後と近づいてきています。
社会的な問題への関心はもちろんですが、ゲーマーにとってはこれらの事柄が発売日に影響しないかどうかも、やはり気になるところ。両者の意見は相違していますが、どちらにせよ円滑な労働環境が構築されていくことを願いましょう。










