
ロックスター・ゲームスの共同創業者ダン・ハウザー(Dan Houser)氏は、IGNのインタビューに、自らが関わった作品の中で最高だったのは『レッド・デッド・リデンプション2(以下、RDR2)』だと語りました。
◆『GTA IV』や『RDR』のお気に入りポイントは
ダン・ハウザー氏は『Grand Theft Auto: London 1969』から『グランド・セフト・オートV』までのシリーズ12作品でリードライターを務め、そのほかにも『レッド・デッド・リデンプション』の2作品など、多くのタイトルに携わってきた人物です。
9月28日に公開されたIGNのインタビュー動画内では、「ロックスター時代に関わったゲームの中で、どれが一番好きだったか?」と問われた同氏。
回答として、「『RDR2』は自分が関わったゲームの中で最高の作品です。オープンワールドでの物語の語り方、テーマの一貫性、プレイヤーをエモーショナルな旅に導くためのゲームの構築方法、それらを理解し実際に表現できたと思っています」と述べました。
このほか、別タイトルにも触れ「『GTA4』はグラフィックの高解像度化が進む中で、よりキャラクター性に富んだ体験の提供に挑戦しました。『GTA』の世界観×主人公が持つ個性の掛け算のような、ほぼ方程式みたいな組み合わせに辿り着きました」と同氏の中でも『GTA4』はお気に入りであるとのこと。
また、初代『RDR』のエンディングもお気に入りだと語っています。

◆新スタジオAbsurd Venturesの構想も明かす
2020年3月にロックスターを退職し、2021年にはAbsurd Venturesを設立したハウザー氏。インタビュー中に同社初となるタイトルについて問われると、現在は2タイトルを開発中と明かしました。
ひとつは「Absurdverse」と呼んでいる、コメディチックな世界が舞台のTPSオープンワールド。もう1タイトルは、「Better Paradise」というまた別の宇宙が舞台となる、ディストピア世界の混乱あるいは悲劇を描いたものになる予定とのことです。
「どちらも初期段階の開発中ですが、新しいことに取り組むのはワクワクします。ゲーム業界に復帰できて本当に嬉しいです」とハウザー氏はコメントしています。