
『Path of Exile』開発で知られるGrinding Gear Games共同創業者のクリス・ウィルソン(Chris Wilson)氏は、新たなゲーム開発スタジオLight Patternの設立を『ディアブロ II』25周年を記念する対談の中で発表しました。
『PoE』名物ディレクターが新スタジオ設立!『ディアブロ2』に関係アリか?
ウィルソン氏は2013年に『Path of Exile』のベータ版がリリースされて以降スタジオの顔としてチームを率い、アップデートや追加機能の代名詞と呼ばれるほどユーザーにも知られた名物ディレクターでした。その一方、ウィルソン氏自身のウェブサイトによると2023年末には同社の経営から退任していたとしているほか、公式な文書でも2025年1月末頃にはディレクターの任を解かれていたことが示されていました。

今回新スタジオの設立を発表したのは『ディアブロ』のデザイナーを務めたデイビット・ブレヴィク(David Brevik)氏との1時間以上にわたるインタビューの中でのことで、既に新たなゲームプロジェクトを進行中であることも発表。しばらくの間は詳細を話せないとしたものの『ディアブロ2』の記念対談の中でスタジオ設立を発表したことが「ある意味、重要な意味を持っている」とも話しています。また、スタジオのアートディレクター求人には『ディアブロ II』への深い理解が必要要件として記載されている点も興味深く思えます。
「1年間の引退生活」で身も心もリフレッシュし再出発
ちなみにウィルソン氏は、Grinding Gear Games退社しての「1年間の引退生活」で旅行やカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』の整理に時間を費やして、リラックスしていたとのこと。その中で「クリエイティブな仕事がしたい」との衝動に駆られ、スタジオ初期のガレージでジャムセッションの楽しさを思い出したことが今回のスタジオ設立のきっかけになったそうです。
身も心もリフレッシュしたウィルソン氏が心機一転で挑戦する新スタジオが今後どのようなゲームを手掛けていくのか、ファンの期待と注目が集まります。