特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、「令和6年度補正 クリエイター・事業者支援事業費補助金(クリエイター・事業者海外展開促進)」、通称JLOX+補助金の公募要項を公開した。
本補助金は、日本の映像・ゲームコンテンツの国際競争力と収益基盤の強化を目的とし、グローバル市場での展開を目指す事業者の取り組みを支援するものだ。第1回応募受付は6月9日(月)からとなる。
JLOX+補助金の目的と概要
本補助金の目的は、コンテンツの国際競争力・収益基盤を強化することにある。特に、グローバル市場を目指した映像やゲーム製作において重要なIPマネジメントや収益確保を支援し、制作会社が資金調達やIP活用に主導・参画し、海外市場に訴求する高品質なコンテンツ(映像、ゲーム等)を制作する取り組みを促進する。また、海外需要獲得を目指す事業者が、多様な資金調達やパートナー獲得、質の高い企画・脚本等の開発、契約交渉・資金調達における権利処理を行う取り組みを支援することで国際競争力や収益基盤の強化を即死することを目的としている。
今回開始される応募は、国内映像制作を行う事業(プロダクション・ポストプロダクション支援)と、国内映像企画開発を行う事業(プリプロダクション支援)となる。対象コンテンツは、映像(実写・アニメ、番組・映画・アニメ)やゲーム(家庭用ゲーム・モバイルゲーム・PCゲーム等)などが想定されている。
応募資格と主な要件
本補助金に応募できるのは、日本の法令に基づき設立された法人(企業等)であり、「本業務を円滑に遂行するために必要な組織人員等を有し、かつ資金等についての十分な管理能力を有していること」等が条件となる。
プロプロダクション支援については、作品の企画・プロデュース等を行う法人も対象であり、応募作品における制作実態は問わない。プロダクション・ポストプロダクション支援では、募事業者が実際に制作費の50%以上の制作活動を担っていること(あるいは担うことが予定されていること)が条件となる。ただし、コンソーシアム、製作委員会、実行委員会等からの応募はできない。
さらに、応募事業には海外展開を念頭においた体制があるかなどのいくつかの要件が求められる。詳細は公式サイトで確認できる。
国内映像制作を行う事業(プロダクション・ポストプロダクション支援)
本補助金応募に関する説明会・相談会も実施している、日程と申し込みの詳細はJLOX+専用サイトで確認できる。