2025年5月12日、ドリコムは2025年3月期決算説明会を開催しました。この会見では『Wizardry Variants Daphne(以下、『ウィズダフネ』)』の収益が好調であること、そして『ウィザードリィ』というIPの規模が100億円規模になっていることが語られました。
『ウィズダフネ』は最大月次売上11.8億円など好調。『ウィザードリィ』IP自体も大規模に

ドリコム2025年3月決算説明資料(リンク先PDF注意)において冒頭の要旨説明から、ドリコムは『ウィズダフネ』の貢献により、前期比増収に至ったことを発表しています。

そして四半期ごとの売上高を見ていくと、2024年10月にサービスを開始した『ウィズダフネ』以降から同社の売上高が大幅に増加していることがわかります。

『ウィズダフネ』個別についてはIPのファンを中心にユーザーが定着し、売上としては順調な推移を見せているということです。
また、Steam版の配信および『ウィザードリィ』小説の「ブレイド&バスタード」とのコラボイベントを実施した2025年3月は、リリース以来の最大月次売上である11.8億円を記録しています。

ドリコムは今後『ウィザードリィ』についてマルチメディア展開を引き続き行うとしており、『ウィズダフネ』をはじめとするゲーム作品はもちろんのこと、小説「ブレイド&バスタード」および同作のアニメ化、グッズ・イベントによる収益を拡大していくと明かしています。
なお、ドリコム社長の内藤裕紀氏の決算説明会での発言(22分頃より)によれば、「モバイルゲームを中心として、『ウィザードリィ』経済圏は100億円規模になってきている」とのことで、今後の展開も期待されます。