NVIDIA、新発表「DLSS 3.5」によるAI強化のリアルタイムレイトレーシングを公開 | GameBusiness.jp

NVIDIA、新発表「DLSS 3.5」によるAI強化のリアルタイムレイトレーシングを公開

NVIDIAは、自社が推し進めるAIニューラルネットワークの最新バージョン「DLSS 3.5」を発表しました。

企業動向 発表
NVIDIA、新発表「DLSS 3.5」によるAI強化のリアルタイムレイトレーシングを公開
  • NVIDIA、新発表「DLSS 3.5」によるAI強化のリアルタイムレイトレーシングを公開

NVIDIAは、自社が推し進めるAIニューラルネットワークの最新バージョン「DLSS 3.5」を発表しました。

「NVIDIA DLSS 3.5」では「Ray Reconstruction」と呼ばれる新機能を導入。従来の手動調整されていたデノイザーをNVIDIAのスーパーコンピューターで訓練されたAIネットワークに置き換え、AIが判断するより高品質な照明効果の生成・適用によって、全てのGeForce RTX GPUのレイトレース画質が向上するとのことです。
※「Ray Reconstruction」は、今後リリースされる「D5 Render」、「Chaos Vantage」、「NVIDIA Omniverse」にも搭載予定とのこと。

NVIDIAによると、すでに以下のゲームタイトルで「DLSS 3.5」のサポートが行われているとのことです。

  • 『Alan Wake 2』が「DLSS 3.5」のフルレイトレーシングに対応して10月27日に発売

  • 『サイバーパンク2077』と『サイバーパンク2077:仮初めの自由』が「DLSS 3.5」のフルレイトレーシングに9月対応

  • 『Portal with RTX』が今秋「DLSS 3.5」にアップグレード

  • ゲームだけでなくリアルタイム3Dクリエイターアプリケーションでも画質が向上

なお、「DLSS 3.5」は、ドイツ・ケルンで8月23日(現地時間)より開催されている「gamescom 2023」のNVIDIAブース(ホール2.1/ブースA10)にてデモ展示が行われているとのことです。

NVIDIA、新発表「DLSS 3.5」によるAI強化のリアルタイムレイトレーシングを公開

「DLSS 3.5」へのコメント

  • NVIDIA マーケティング担当 バイス プレジデント Matt Wuebbling氏
    リアルタイムのフルレイトレース ライティングは、ゲームにおけるフォトリアルなグラフィックスへのプロセスにおいて重要なマイルストーンであり、NVIDIAは『サイバーパンク2077』のRTオーバードライブモード、『Minecraft with RTX』、『Portal with RTX』でその目標を達成しました。「NVIDIA DLSS 3.5」に「Ray Reconstruction」が追加されたことで、開発者は、AIによって、従来よりもさらに画質を向上させ、制作する世界を強化することができます。

  • CD PROJEKT RED アート担当バイス プレジデント 兼 グローバル アート ディレクター Jakub Knapik氏
    「DLSS 3.5」のスマートなテクノロジとAIレンダリングパワーにより、『サイバーパンク2077:仮初めの自由』の最新の舞台であるドッグタウンを、より鮮明な画像、より正確なライティング、可能な限り最高のフレームレートで体験できます。

  • Remedy Entertainment リード グラフィックス プログラマー Tatu Aalto氏
    新しい「DLSS 3.5」の「Ray Reconstruction」機能は、レイトレースされた世界をかつてないほど美しく描き出し、『Alan Wake 2』の物語により深く没入できるようになります。

  • 「D5 Render」マーケティング担当バイス プレジデント Jessie Huang 氏
    「DLSS Ray Reconstruction」と「D5 Render」の統合は、DLSS SR、FGに続くNVIDIAとの3度目の技術提携となり、「D5 Render」のリアルタイム レンダリング機能の画質をさらに向上させます。今後もNVIDIAとさらなる可能性を追求していきたいと思います。

「DLSS 3.5」の新しい「Ray Reconstruction」で画質が向上

応用ディープラーニング研究担当 バイス プレジデント Bryan Catanzaro氏による解説ビデオ
「DLSS 3.5」とフルレイトレーシングでレンダリングされた『サイバーパンク2077:仮初めの自由』トレイラー

関連リンク

《Ten-Four》

この記事の感想は?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

人気ニュースランキングや特集をお届け…メルマガ会員はこちら