任天堂の業績に異変あり!Wii時代と何が変わったのか?【ゲーム企業の決算を読む】 | GameBusiness.jp

任天堂の業績に異変あり!Wii時代と何が変わったのか?【ゲーム企業の決算を読む】

任天堂のビジネスモデルが転換点を迎えました。かねてからライフサイクルの長期化を目指していましたが、それが実を結ぼうとしているのです。

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任天堂のビジネスモデルが転換点を迎えました。かねてからライフサイクルの長期化を目指していましたが、それが実を結ぼうとしているのです。

任天堂は新型のハードを世に送り出してヒットモデルに仕立て、ソフトで稼ぐというモデルを繰り返していきました。そのため、業績はハードをリリースするタイミングでの打ち上げ花火型とも言えるものが続いていました。好業績が長続きしないのです。

しかし、ソフトの開発力を高めた上、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』で新境地を切り開きました。

3期連続でソフトの販売本数2億本をキープ

2023年3月期の売上高は前期比5.5%減の1兆6,016億円、営業利益は同14.9%減の5,043億円でした。2024年4月期の売上高は前期比9.5%減の1兆4,500億円、営業利益は同10.8減の4,500億円を予想しています。

決算短信より

任天堂は2017年3月3日にNintendo Switchをリリースしています。ゲーム機とソフトの人気タイトルがかみ合って好業績の山を作り、そこから縮小へと向かうのはいつもの通りです。ポイントは業績の谷の傾斜が緩やかになっていること。

Nintendo Switchが業績に寄与する2018年3月期から2024年3月期まで、7期連続で売上高は1兆円をキープしています。Wiiをリリースした際は、4期まででした。

1つのゲーム機のライフサイクルの長期化は、Nintendo SwitchとWiiの販売台数の推移を見ると明らかです。なお、Wiiは2006年11月19日にリリースされており、switchのように通年での業績貢献効果はありませんでしたが、グラフではハードが業績に寄与した決算期を1期目としています。


《不破聡》

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