「Live2D」でキャラクターモデルを作りたい!プロモデラーが初心者に直伝する、気になるアレコレQ&A【alive 2022】 | GameBusiness.jp

「Live2D」でキャラクターモデルを作りたい!プロモデラーが初心者に直伝する、気になるアレコレQ&A【alive 2022】

「動く立ち絵」でおなじみのLive2Dでキャラクターを作ってみたい! でもどうやって始めたらいいの? ……そんな疑問に、現在プロとして様々なキャラクターモデルを制作しているクリエイターがお答えします!

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「Live2D」でキャラクターモデルを作りたい!プロモデラーが初心者に直伝する、気になるアレコレQ&A【alive 2022】
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ゲームの動く立ち絵として重宝され、現在はVTuberなどの配信用立ち絵としても広く使われている「Live2D」。誰でも簡単にLive2Dモデルを制作できるほど、その敷居は低くなっています。しかしいざ「作ってみたい!」と思ってもどうやって始めたらいいか意外と迷うもの。しかもそれで収入を得たいとなればなおさら分からないことだらけ!

そこで株式会社Live2Dが主催するイベント「alive 2022」では、クリエイターとして活躍中の「夜八」さん、「狛犬しゅわ」さんを招き、気になるアレコレをお聞きしました。

■Live2Dモデルはこうやって完成する!


イベント内で実施したセッションは「nizimaで稼ぐプロクリエイターに聞く! Live2Dモデラーとして成功するために今からできること」というクリエイター座談会。

座談会に参加したのは現役プロモデラーの「夜八」さんと「狛犬しゅわ」さん。そのお2人が、まずはLive2Dモデルの一般的な制作過程を解説してくれました。

▲夜八さんのプロフィール。
▲夜八さんの作品のひとつ。
▲座談会参加クリエイターの狛犬しゅわさん
▲狛犬しゅわさんの作品のひとつ。

Live2Dモデルの一般的な制作過程は、まず原画を制作することからスタートします。それからイラストを可動箇所ごとパーツ分けして、可動部分がちゃんと動くように組み合わせる「モデリング」を経て、最後に調整を行います。

【制作フロー】
原画 → パーツ分け → モデリング → 調整

夜八さんの場合はパーツ分けで約半日。分割したパーツは後の作業中でも修正することがあるため、ここで完璧に整える必要はありません。あくまで下準備です。

モデリングは16日程度。顔は表情のバリエーション数にもよりますが5日程度(XYZ座標の設定含む)、装飾等「揺れもの」の物理演算処理で2日、身体は1日から2日、微調整が1日ほど。
そのほか夜八さんのモデルはハンドトラッキングに対応した指可動も別料金で請けているため、その場合は6日程度かかります。ハンドトラッキングによる指可動を含むと合計16日という計算です。

最近は「ブレンドシェイプ」と呼ばれる、複数の表情をブレンドして新たな表情を作る機能を重宝しているとか。仕上げのトラッキング設定は「VTube Studio」を使用しています。

▲ハンドトラッキングに対応した指可動モデル。

狛犬しゅわさんの場合は、1キャラクターにつきだいたい1ヶ月。

イラストレーターでもある夜八さんと違い、イラストを描かない狛犬しゅわさんはキャラクターを担当したイラストレーターから分割したデータ(PSD形式)を受け取り、そこから作業をスタートさせます。
ただしキャラクターイラストの制作期間であれば、イラストレーターと依頼者の間に立ち、情報を共有しながら作業を進めることもあります。またパーツの加筆修正が必要な場合は、その都度、狛犬しゅわさんが対応しつつイラストレーターに確認するそうです。

モデリングの作業工程については、顔のパーツで5日から10日、身体で2日から5日。特に手間がかかるのは物理演算で、もっとも時間をかけた場合は15日ほどです。1ヶ月あたりの作業目標としては2体ほどが目安です。

また依頼者がキャラクターを受け取ってすぐ使えるよう、トラッキングソフトの設定データも一緒に納品するのが狛犬しゅわさんの特徴です。

▲狛犬しゅわさんの作品のひとつ。

《気賀沢 昌志》

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