ポストアポカリプスRPG『ATOM RPG Trudograd』―ロシアの有名なSF作家や芥川龍之介の作品からの影響も【開発者インタビュー】 | GameBusiness.jp

ポストアポカリプスRPG『ATOM RPG Trudograd』―ロシアの有名なSF作家や芥川龍之介の作品からの影響も【開発者インタビュー】

最近はソ連をテーマにしたゲームも徐々に増えてきましたね。

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ポストアポカリプスRPG『ATOM RPG Trudograd』―ロシアの有名なSF作家や芥川龍之介の作品からの影響も【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、AtomTeam開発、PC/Mac/Linux向けに9月14日に正式リリースされたポストアポカリプスRPG『ATOM RPG Trudograd』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は昔のRPGにインスパイアされた、ポストアポカリプスのソビエト連邦が舞台のターンベースRPG。プレイヤーは残された人類の保護を目的とした組織ATOMの新人エージェントとして、人類に迫る新たな脅威を食い止めるため、大都市Trudogradに足を踏み入れます。2018年にリリースされた『ATOM RPG』のスタンドアロン拡張でもあります。記事執筆時点では日本語未対応。

『ATOM RPG Trudograd』は、1,199円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Antonラトビア出身のAntonです。一番好きなゲームですか…うーん、難しい質問ですね!1988年に発売された『Wasteland』に衝撃を受けたのは覚えていますし、『The Elder Scrolls III: Morrowind』や『Quest for Glory』シリーズも大好きですね。

私は日本のゲームの大ファンでもありまして、『大戦略』シリーズ、フロム・ソフトウェアの『ソウル』シリーズ、ヨコオタロウ氏の『ニーア』シリーズ、そしてSUDA51氏とSWERY氏の作品も大好きです。

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

Anton本作開発は、まさに私たちの情熱です。2003年、『Van Buren』(訳注:元々『Fallout 3』として開発されていたゲームのコードネーム)が開発中止になると、多くの人が落胆しました。もちろん私たちもです。そのため、2008年に私たち数人が集まり、昔のRPGの代わりになるようなゲームの開発をしようと決意しました。

当時私たちはまだ学生でしたので、開発はそれほど進みませんでした。しかし2015年、私たちはこのアイデアに立ち戻り、今度は全力で開発をすることとしたのです!

――本作の特徴を教えてください。

Anton多くのポストアポカリプスRPGの舞台は西側諸国で、主にアメリカでした。そこで、私たちは本作の舞台をソビエト連邦とし、登場するNPCたちにはソ連、ロシア、ウクライナ、ラトビアの文化の特徴を持たせることにしたのです。ジョークから車の形や建造様式まで、ソビエト連邦の個性的な特徴から影響を受けています。これにより、馴染みのない文化や時代を感じ取ることができ、本作での探索が面白いものになっていると思います。

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?

Anton特定のターゲットがあるわけではありませんが、RPGのファンであれば『ATOM』シリーズに興味を持っていただけると思いますし、続編でありスタンドアロン拡張である本作も楽しんでいただけるでしょう。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Antonもちろん昔の『Fallout』シリーズや『Wasteland』『Stalker』から影響を受けています。映画だと、1989年のソビエト連邦製ドラマスリラーの「Stray Dogs(Псы)」、1979年の「マッドマックス」、そしてアレハンドロ・ホドロフスキー監督の作品ですね。

本だともっと幅広いのですが、ロシアの有名なSF作家であるストルガツキー兄弟や芥川龍之介の作品から影響を受けています。芥川龍之介の短編の中に、一つの出来事に対して異なる証言が出てくる、というものがありますが、これを本作でも様々なキャラクターを使うことで再現しようとしました。

あと、忘れてならないのが、ロシアのポストモダン作家であり劇作家のウラジーミル・ソローキンの影響です。本当はまだまだ影響を受けたものはたくさんありますよ!

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能でしょうか?

Anton日本語版はぜひ作りたいです!提案などございましたら、いつでもご連絡ください。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Antonあったと思いますが…直接的なものではありませんでした。私たちは以前からずっとリモートで自宅や別の国から作業をしています。そのため、直接的な影響はなかったのです。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Antonはい、もちろんです!配信でもレビューでも、何でも大丈夫です。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Antonまず、本インタビューを読んでいただき、ありがとうございます。楽しんでいただけましたでしょうか!ニッチなRPGが日本では人気があるということは知っているので、私たち開発チームももっと日本のプレイヤーの皆さんと交流したいと思っていますし、将来的に私たちのゲームを皆さんの言語でお届けできる日が来れば良いと思っています。ありがとうございました!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
《Chandler@Game*Spark》

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