米任天堂が9歳の少年を訴えたという情報がSNSで拡散するもフェイクニュースと判明 | GameBusiness.jp

米任天堂が9歳の少年を訴えたという情報がSNSで拡散するもフェイクニュースと判明

米任天堂が訴訟を起こしたという事実はありませんでした。

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米任天堂が9歳の少年を訴えたという情報がSNSで拡散するもフェイクニュースと判明
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SNSを中心に世界中で問題になっているフェイクニュース。任天堂に関する根拠のない情報もミーム化し、SNSを中心に広がっているようです。

今回ファクトチェックが行われたのは、Dank Memeという人気Facebookページに投稿された任天堂に関するミーム。これは、ベネズエラに住むパコ・グティエレスという9歳の少年がダンボールでマリオが登場するゲーム機を作り話題になったところ、任天堂のCEOダグ・バウザーが同国まで足を運んで少年に制作をやめるよう通告、さらにはその家族に対し2億ドルの訴訟を起こしたという内容でした。投稿は、本記事作成時で880以上のシェアと2,500以上のリアクション、180以上のコメントを集めており、いまだ拡散され続けています。

米ニュース番組USA Todayがこの情報のファクトチェックを行ったところ、ミームに含まれるダンボール製ゲーム機の画像は、2018年にあるラッパーがInstagramに投稿していたものでした。しかし、実際の制作者自体は不明のようです。ミームにまとめられている少年も関係のない画像が使われている可能性が高いとしています。

先行して情報のファクトチェックを行っていたSnopesは、このミームはファンによるプロジェクトを差し止めてきた任天堂を揶揄したものではないかと指摘しています。

USA Todayが米任天堂から訴訟は事実ではないと確認したことから、ミームはフェイクニュースであることが確定しました。同メディアは、Facebookからの助成金を受けてファクトチェック作業をしていると説明しています。

《Daisuke Sato@Game*Spark》

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