モバイル版『Dead by Daylight』デモプレイ&開発陣インタビュー!『Identity V(第五人格)』との違いや今後の展開は? 3ページ目 | GameBusiness.jp

モバイル版『Dead by Daylight』デモプレイ&開発陣インタビュー!『Identity V(第五人格)』との違いや今後の展開は?

2019年内にモバイル版のリリースが発表された非対称対戦ホラー『Dead by Daylight』。モバイル版のプレイレポ&インタビューを早速お届けします!気になるクロスプレイや今後の展開についても直撃しました。

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モバイル版『Dead by Daylight』デモプレイ&開発陣インタビュー!『Identity V(第五人格)』との違いや今後の展開は?
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課金体系やクロスプレイはどうなる?まだまだ聞いてみた



――モバイル版の課金体系や販売形態を教えてください。

アレクサンダーモバイル版は基本無料で配信します。初期段階ではPC/コンソールでゲームをスタートした場合とほぼ同じキラー/サバイバーがアンロックされており、課金をすることで追加のキャラクターやカスタマイズ要素が利用可能になります。なお、我々はPay to Winを絶対に許容しないので、お金を使ったから強くなれる、ということは絶対にありません。課金が必要なコンテンツはPC/コンソールとほぼ同一です。

マシューただし、別途ライセンス契約を交わしているコンテンツに関しては、契約時点でモバイル版のリリースが予定されていなかったため、別途協議が必要になるでしょう。そのため、コラボコンテンツについてはどうなるかわからない部分があります。

――モバイル版とPC/コンソール版間のクロスプレイは実装されるのでしょうか?また、各コンソール間やPCとのクロスプレイについて検討されているのであれば教えて下さい

アレクサンダー検討しています。ただし、リリース直後からクロスプレイを解放するとPC/コンソール版のプレイヤーとモバイル版から始めたビギナーの間で習熟度に大きな差が出てしまうため、コミュニティの声を聞きつつ、習熟度のバランスが取れた時点で実装を考えたいと思っています。

マシューコンソール間のクロスプレイについては、ローンチ時点では考えていませんでしたが、全く考慮していなかったわけではありません。状況次第でクロスセーブや進行状況の共有ができるような仕様も検討するかもしれません。

――ということは、モバイル版においてもリリース時点では他バージョンとのセーブデータ共有は不可能、ということでしょうか?

アレクサンダーそういうことになります。互換機能を実装するにあたっての技術的問題はあまり大きなものではないのですが、やはりプラットフォーム間でのユーザー習熟度の差が問題になってくると考えていますね。

――つまり、オーリック・セルやDLCなど、リアルマネーが絡む部分についてもリリース時点での互換性はない、ということでしょうか。

アレクサンダーモバイル版が基本無料であるのに対し他バージョンは有料であることや、クロスセーブ実装に際してプラットフォームとの協議が必要な場合もあることから、すぐには互換性をもたせることについては難しいと思います。

通信環境や対応端末は?環境設定についても深掘り



――先程「どこでも遊べる」というキーワードをお伺いしましたが、野外などではプレイに必要な通信状況が不安定である可能性も考えられます。そういったケースにはどのように対応するのでしょうか?

アレクサンダー3~4秒の間全く通信が繋がらないといった場合にはゲームが終了しますが、基本的にサーバーとの通信はマッチの前後で発生するようになっているため、接続状況が多少不安定でも問題ありません。

――なるほど、モバイル版では国内プレイヤーと海外プレイヤーが一緒に遊ぶことは可能でしょうか。

アレクサンダーイエスでありノーでもあります(笑)。Pingの問題もあるので、距離の近い韓国などのプレイヤーとは可能でしょうが、北米のプレイヤーと遊ぶのは厳しいのではないかと思います。

――モバイル版開発にあたって苦心している点があれば教えてください。

アレクサンダー誰もがハイエンドデバイスを持っているわけではないため、古い端末でもプレイできるようにゲームを最適化することが難しかったです。欧米だと主要な端末のブランドは2~3個ほどしかありませんが、アジア圏には非常に多くのブランドが存在するため、出来るだけ多くの端末に対応できるように最適化を進めています。

――具体的にはどの程度のスペックの端末なら問題なく動作するのでしょうか。

アレクサンダー全て挙げるとキリがないため典型的なブランドを例に挙げますが、最小スペックはAndroid端末の場合Galaxy S7を、iPhoneの場合iPhone 6Sを想定しています。

――『Dead by Daylight』はストリーム配信等を中心に盛り上がってきたゲームの1つだと思いますが、モバイル版での配信に対する考え方を教えてください

アレクサンダー欧米における配信はYouTubeが主流であるため、特別なSDK(ソフトウェア開発キット)は必要ありませんでした。日本でよく使われている配信用のSDKに関しても対応を検討はしましたが、まだ今すぐに実装するというフェーズには入っておらず、ひとまずはリリースに注力し、ストリーミングなどへの対応はまた後ほど行うつもりでいます。

――FOVの変更は可能なのでしょうか?またプレイ時のフレームレートや言語設定についても教えてください。

アレクサンダーフレームレートについては最低30fpsで動作し、端末のスペックによっては60fpsで安定的に動作します。FOVに関しては、どちらかと言えばLOD(Level of Detail)のほうで考えています。ただし、FOV/LODはゲームバランスと密接に関係する要素でもあるため、着手できない部分も多数存在していますね。言語に関しては、国内版からでも他言語でプレイ可能になっていますよ。


《吉河卓人@Game*Spark》

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