【カジュアルコネクトアジア2013】パズルゲームからオクルス・リフトまで!ずらり並んだインディショウケース | GameBusiness.jp

【カジュアルコネクトアジア2013】パズルゲームからオクルス・リフトまで!ずらり並んだインディショウケース

カジュアルコネクトアジアはカンファレンス、商談、インディショウケース(インディ開発者向けのデモ展示スペース)という3つの機能を有している点が特徴です。

その他 その他
カジュアルコネクトアジアはカンファレンス、商談、インディショウケース(インディ開発者向けのデモ展示スペース)という3つの機能を有している点が特徴です。
  • カジュアルコネクトアジアはカンファレンス、商談、インディショウケース(インディ開発者向けのデモ展示スペース)という3つの機能を有している点が特徴です。
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中でも最も活気があるのがインディショウケース。会場では来場者や出展者同士で交流が続きました。また出展作品を対象とした賞「INDIE PRIZE」では、来場者による投票部門「Most Favorite Indie Prize」で、タワーディフェンスとシューティングが融合したカジュアルゲーム『ULTIMATE ARROW』が受賞しました。

インディショウケースには地元シンガポールをはじめ世界13カ国から66チーム、全73作品が出展。日本からも『ラ・ムラーナ』『One Way Heroics』『PAINTONE』の3作品が出展されました。参加国と出展タイトルは下記の通りで、シンガポールの22タイトルもさることながら、インドの11タイトルが目を引きます。公式サイトではタイトル一覧とリンク集も存在します( http://www.indieprize.org/games/index.html )

【国別】
オーストラリア(1)、中国(2)、デンマーク(1)、フィンランド(1)、インド(11)、インドネシア(9)、マレーシア(9)、フィリピン(4)、シンガポール(22)、台湾(6)、タイ(3)、アメリカ(1)、日本(3)

【プラットフォーム別】
モバイル(50)、コンソール(4)、ブラウザ(23)、ダウンロード(8)、有料(11)、無料(22)、フリーミアム(13)

【ゲームエンジン別】
ユニティ(13)、C言語系(7)、Flash(9)、MOAI(1)、Java(1)、HTML5(4)、COCOS2D(2)、GAMESALAD(1)、AS3(1)、TORQUE(1)

*いずれも公式サイトより。数値合計はタイトル数と一致しない

ゲームの傾向として、▽全体の7割がモバイル(iOS・Android向け)であること▽すべて英語版であること▽フリーミアムのタイトルでは『プランツVSゾンビ』『キャンディクラッシュサーガ』など、コンティニューやアイテムに課金する形式が主流で、国内のようなカードゲームスタイルは存在しないこと−−などが感じられました。また多くが北米をメインターゲットに定めているそうです。

『ULTIMATE ARROW』についてはシンガポールのゲーム業界向けインキュベーションセンター「Games Solusion Center」の記事で詳しく述べているため、ここでは他の主要ゲームについて紹介していきます。

(1)2Fuse【Mojo Forest/シンガポール】(Android・iOS)

個人的に最も面白かったタイトルです。画面に表示されたタイルのうち、色と数字がペアなものを選んで、タップしていきます。タップすると数字が「1」→「2」→「☆」と変化していき、「☆」タイルをタップすると色によって特殊効果が発動してタイルが消えます。タイルの消し方でコンボが発生し、60秒でハイスコアを競います。シンプルながら思わずハマってしまうという、カジュアルゲームの見本のような内容です。

(2)DOODLE VS BRUTE: WORLD DOMINATION【Menara Games/インドネシア】(iOS)

巨大メカゴリラを操作し、波状攻撃で襲ってくる兵隊達を蹴散らして、できるだけ長く生き残るというアクションゲーム。ビルを壊すと破片で一気に兵隊を倒せるほか、ライフなどのアイテムもゲットできます。タワーディフェンスタイプのゲームですが、アクション性を供えており、プレーヤーキャラクターが巨大メカゴリラという点がユニーク。繰り返しプレーすると経験値でスキルが上がっていくほか、課金で成長させられます。思わずゴジラやウルトラ怪獣などでプレーしたいと思ってしまいました。

(3)PUZZLE RETREAT【The Voxel Agents/オーストラリア】(Android・iOS)

一画面のパズルゲームで、ピースをスライドさせてスロットに埋めていきます。すでにスロットに埋まっているピースの上は、他のピースをスライドさせて移動させられます。全てのスロットをピースで埋められればステージクリア。一度に二つのピースが登場するピースや、スロットにはめると行き止まりになるピースなど、さまざまな特性を持つピースが登場し、次第にパズルの難度が上がっていきます。課金すると追加ステージがアンロックされる仕組み。事後検証セッションでは「プロトタイプをパブで一般の人に遊んでもらい、テストプレイを繰り返した」「ステージエディタを作った」などと話されました。

(4)ZERO INFILTRATION【Team Stealth/マレーシア】(iOS、Occulus Rift (PC))

いわゆるステルスアクションで、ブースではiOS向けのトップビュータイプと、PC版のFPSタイプがデモされていました。いわば前者が『メタルギア』で、後者が『メタルギアソリッド』といったところ。チーム全員が同シリーズのファンとのことです。PC版ではヘッドトラッキングと立体視に対応したHMD「オクルス・リフト」向けアプリとしてデモされており、来場者の注目を集めていました。ステルスアクションとOculus Riftの相性は抜群で、早く製品版を遊んでみたいと思ったほど(もっとも調整が不十分で激しく酔いましたが・・・)。ゲームエンジンにはアンリアルUDKが使用されていました。

*同作のコンセプトアートを手がけているUzuki Design Worksはこちら。『メタルギア』シリーズや日本アニメなどの影響が感じられます( http://uzukidesignworks.carbonmade.com/ )

(5)JADE NINJA(勾玉忍者)【Monkey Potion/台湾】(iOS)

横スクロールタイプのアクションゲームで、迫り来る刺客を指で切り払いながら、忍者の少女をできるだけ長く生き延びることが目的です。小太刀、太刀、槍を切り替えられ、強力な武器を使えば多くのダメージを与えられますが、そのぶん精気を多く使用してしまうのがミソ。プレイするたびに蓄積される経験値や、課金でアイテムを購入すれば、よりゲームを有利に進められます。瓦葺屋根や古戦場などのステージや、侍娘、巫女といった和風感あふれるテイストが特徴で、日本語ローカライズが非常に丁寧になされており、思わず国産タイトルと勘違いしてしまいました。

(6)PIXEL PEOPLE【LambdaMu Games/シンガポール】(iOS)

街育成型のシミュレーションゲームで、プレーヤーは市長となって宇宙に浮かぶ街を発展させていきます。街を発展させるには、土地を広げることと、新しい職種を生み出す事が必要で、職種は既存の職種の掛け合わせで増やしていけます。そのためには住人を増やすことが必要で、そのためにはコインが必要となります。コインは時間によって増えるほか、課金して購入することも可能・・・という仕組み。ドット絵のグラフィックが精緻で、ちまちまプレーするにはもってこいです。

(7)DREADOUT【Digital Happiness/インドネシア】(PC)

インドネシアの廃村が舞台の3Dホラーゲームです。主人公の女子校生リンダは仲間たちと共に旅行で訪れ、さまざまな怪奇現象に襲われます。スマートフォンで心霊写真を撮影しながら、隠された謎を解き明かしていく展開は、インドネシア版『零 zero』といった雰囲気。もともとコンソールゲーム開発の受託経験が豊富で、グラフィックやキャラクターモデリングのレベルが高く、アジアンな世界観も相まって、独特の怖さを演出しています。なによりインドネシアの制服が萌えですね! 2013年にSteamで販売予定です。

ざっと会場を回った限りですが、予想以上にゲームのクオリティが高いことに驚かされました。App StoreもGoogle Playも既にアプリは飽和状態で、いずれもマネタイズに苦心しそうな感はありますが、貨幣価値の違いや行政による支援策、またゲーム開発に対する熱い気持ちが追い風になっているといえそうです。ユニークなのは出展料が無料で、すべてスポンサーや一般来場者の参加費から費用が捻出されていること。良質なインディゲームに発表の場を与えると共に、ビジネスにつなげたいという思いが感じられました。
《小野憲史》

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