セガサミー連結業績 ― タイトル数を絞り込んだ結果、コンシューマ事業の赤字が732百万円に縮まる | GameBusiness.jp

セガサミー連結業績 ― タイトル数を絞り込んだ結果、コンシューマ事業の赤字が732百万円に縮まる

セガサミーホールディングスは、平成25年3月期の連結業績を公開しました。

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売上高3,214億7百万円(前期比18.7%減)、営業利益190億73百万円(前期比67.3%減)、純利益209億14百万円(前期比64.0%減)でした。

アミューズメント機器事業では、『WORLD CLUB Champion Football』等のCVTキット及びカード等の消耗品の販売や、レベニューシェアタイトルの稼動による配分収益が引き続き堅調に推移するものの、大型タイトルの販売がなかったため、売上高は426億20百万円(前期比19.6%減)、営業利益は19億2百万円(前期比74.3%減)となりました。

■アミューズメント機器の主要販売タイトル名及び販売実績
『WORLD CLUB Champion Football』シリーズ トレーディング 32億円
『戦国大戦』 22億円
『ボーダーブレイク』 20億円
『StarHorse3 Season I A NEW LEGEND BEGINS.』 17億円
『maimai』 10億円

主にプライズカテゴリーに牽引される形で市場が堅調に推移しており、多様化する顧客ニーズに応じた、斬新なゲーム機の開発、供給等が期待されます。今後は、引き続きレベニューシェアモデルにより安定的に収益を確保するとともに、業界環境の変化に適応しながら製品ラインナップの強化が図られます。

コンシューマ事業では、国内向けタイトル『龍が如く5 夢、叶えし者』、海外向けタイトル『Sonic & All-Stars Racing Transformed』及び『Aliens:Colonial Marines』等を販売。前期末より実施している欧米での構造改革施策としてタイトル数を絞り込み、パッケージ販売本数は、米国420万本、欧州442万本、日本214万本、合計1,078万本(前期比37.5%減)となりました。その結果、営業利益は、前期が△15,182百万円に対して、今期は△732百万円と、構造改革施策の効果が表れています。

■ゲームソフトの主要販売タイトル名及び販売本数
『Sonic & All-Stars Racing Transformed』 136万本
『Aliens:Colonial Marines』 131万本
『Football Manager 2013』 94万本
『London 2012』 68万本
『龍が如く5 夢、叶えし者』 59万本

デジタルゲーム分野では、7月よりサービスを開始したオンラインRPG『ファンタシースターオンライン2』の登録ID数が250万IDを突破し、課金収入も予想を上回る水準で推移。スマートフォンタイトルは『ドラゴンコインズ』、『Kingdom Conquest2』やポケラボとの共同開発タイトル『運命のクランバトル』など、複数のタイトルを投入し、ラインナップの拡充を行いました。

家庭用ゲーム業界では、主に欧米における厳しい経済環境の影響によって、パッケージゲームの需要が低調に推移。一方で、SNSやスマートフォン向けなどのデジタルゲーム市場における需要がさらに拡大しており、このような市場環境の変化への対応が求められているとしました。

コンシューマ事業のパッケージゲーム分野においては、安定的に収益を創出できる体制を構築。発売が予定されている次世代ゲーム機に関しても対応を予定しているとのこと。なお、パッケージ販売本数は、米国431万本、欧州469万本、日本264万本、合計1,166万本を見込みます。デジタルゲーム分野では、携帯電話・スマートフォン・PCダウンロード等の開発を強化する等、環境変化に適応した体制への転換が図られます。
《GameBusiness.jp》

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