Wii Uの購入意向はいかに? 緊急調査・・・「データでみるゲーム産業のいま」第39回 | GameBusiness.jp

Wii Uの購入意向はいかに? 緊急調査・・・「データでみるゲーム産業のいま」第39回

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日本国内で最大のゲームイベント、TOKYO GAME SHOW(以下TGS)に先立ち、任天堂よりWiiの後継機であるWii Uの発売日、価格およびロンチタイトルなどが発表されました。
  • 日本国内で最大のゲームイベント、TOKYO GAME SHOW(以下TGS)に先立ち、任天堂よりWiiの後継機であるWii Uの発売日、価格およびロンチタイトルなどが発表されました。
  • 日本国内で最大のゲームイベント、TOKYO GAME SHOW(以下TGS)に先立ち、任天堂よりWiiの後継機であるWii Uの発売日、価格およびロンチタイトルなどが発表されました。
日本国内で最大のゲームイベント、TOKYO GAME SHOW(以下TGS)に先立ち、任天堂よりWiiの後継機であるWii Uの発売日、価格およびロンチタイトルなどが発表されました。

TGSではパブリッシャー各社から早速WiiU対応タイトルが出展されるなど、国内では実機に触れることが出来る最初の機会となりました。

また、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)からは、コンパクト・新デザインの新型PS3やPS Vitaのカラーバリエーションモデル、さらにPSPの値下げも発表されました。

今回は、ちょうどそのTGS直後の週末に実施した新型ハードウェアに関する調査の中から、Wii Uの認知状況および購入意向を中心に各種データをご紹介いたします。

【図1】は、『Wii U』『新型PS3』『PS Vita新色』に関する製品情報の認知状況および購入意向をまとめたものです。調査時点(9/末)で、WiiUの発売日、価格、同時発売ソフトなどの情報を認知していたのはゲームユーザー全体のうち15%でした。同様に、新型PS3に関する情報認知度は17%、PS Vita新色は10%でした。WiiUについては、現時点ではまだそれほど製品情報がユーザーに行きわたっていないようです。今後、本格的な発売キャンペーンが始まるとともに認知度が大きく上昇していくことでしょう。

各ハードの右側の棒グラフは購入意向者を表しています。なお、これは被験者全員に改めて製品情報を提示した上で(つまり認知度100%の状態にした上で)購入意向を確認したものです。結果は、WiiUが432万人(ユーザー全体の11%)、新型PS3が239万人(同6%)、PS Vita新色が234万人(同6%)となっています。なお、購入意向については合わせてその時期についても確認しています。WiiUのみ円グラフで表示していますが、「年末年始に」が140万人(購入意向者全体の32%)、「春頃までには」が132万人(同31%)、「夏頃までには」が161万人(同37%)とほぼ三等分となっています。

改めて補足しますが、この購入意向者数は「認知度100%」を前提とした数値です。言い換えれば「最大需要源泉」ということになり、現時点におけるターゲットユーザーの最大規模を意味します。実勢需要を推計する上では、これに加え、ターゲットユーザーに対する今後の情報リーチ、競合製品との競争ポジション、また発売時期の社会情勢やターゲットユーザー自身の経済状況などの減算要因を読み込む必要があります。

ここでは、ひとつの目安として、この中から発売時における商品認知度を推定した上で試算してみます。当社(ゲームエイジ総研)が行っている週次認知度調査において、この夏に発売されたニンテンドー3DS LL(以下3DS LL)の発売時の認知度は42%でした。これを今回調査の“WiiUを年末年始に購入する意向がある”140万人に単純に当てはめると、WiiUの発売時の最大需要はおよそ60万台という計算になります。WiiUの場合は3DS LLと違って完全な新製品であり、また発売時期(12月8日)もまさに年末商戦まっただ中であることを考えると、さらに大規模な発売キャンペーン展開が行われるのは間違いないでしょうから、実際にはもっと認知度が高くなる可能性は十分あり得ます。そこから考えると、非常にざっくりと見積もって、WiiUの年末年始商戦における実需は60〜80万台というのが今回の調査結果から得られる推計値です。

次に【図2】は、これらのWiiU購入意向者を購入予定時期別にまとめたユーザープロフィールです。「男女別」「年齢別」「IPS(ゲーム先行性)別」についてそれぞれ以下の通りまとめます。

●男女別傾向●
こういった新型ハードの発売の場合、早期購入者ほど男性比率が高くなることが多いものですが、今回のWiiUの場合は、グループA/B/C間で大きな差がないどころか、むしろ早期購入者の女性比率の方がやや高い傾向が出ており、いかにもWiiの後継機種らしい特徴であると言えます。

●年齢別傾向●
いずれのユーザーグループも10代前半の購入意向者の多さが目立ちますが、特にグループA(年末年始に)ではその傾向が顕著に出ています。
グループB(春頃までには)、グループC(夏頃までには)と購入予定時期が遅くなるにしたがい20代や30代の購入意向者も増えてきますが、このあたりの世代は、しばらく動向を見極めてじっくり検討したいという意思の表れでしょうか。

●IPS(ゲーム先行性)別●
こちらは、早期購入者ほどイノベータ比率が高いという、いわばセオリー通りの傾向が見られます。但し、よく見ると、グループB(春頃までには)よりもグループA(年末年始に)の方がマジョリティが多くなっています。これも任天堂ハードということに加えて、年末年始商戦中に発売を迎えるという特殊性(商戦期、特に年末はマジョリティの購買力が高まる)の影響によるものでしょう。

コンソール機(据え置き機)の新型ハードが発売されるのは2006年12月2日に発売されたWiiから実に6年振りとなります。この時は最初の1ヶ月で100万台近い販売を記録しました。当時とはゲーム市場全体を取り巻く環境も大きく異なっていますが、果たして今回のWiiUはどのような立ち上がりを見せるでしょうか。

ゲームエイジ総研
コンサルタント 三宅 淳

調査スキームについて
本ページ掲載のデータは、約2万サンプルを対象とした大規模インターネット調査の調査結果を元に、社会調査(訪問調査/毎月実施/1,200サンプル)をベースに構築したウェイトバック値(補正係数)により拡大集計したものです。この手法により、ネットバイアスを排除したユーザープロフィールの実像を推計することが可能となっています。なお、調査手法その他詳細につきましては、ゲームエイジ総研のHPにてご確認ください。
《三宅淳》

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