任天堂は7月25日、2012年4-6月期の連結業績を発表しました。発表によると、当期の売上高は前同期比約10%減の848億円で、営業損益は103億円の赤字でした。前年同期は377億円の赤字で、赤字幅は圧縮されており、3DSの収益性も改善されているとしていますが、未だに逆ざや状態は解消されていないとのことです。なお、ハード別の売り上げをみると、ニンテンドー3DSは国内市場で好調でしたが、全世界では伸び悩み186万台の売り上げにとどまりました。一方、ニンテンドーDSでは、全世界で54万台、Wiiは、同じく全世界で71万台となっています。ソフトウェアは期中に発売された携帯機用のソフトはいずれも好調で、累販売本数は約63%増加しました。今後は、日本では今週末に発売されるニンテンドー3DS LL(海外ではニンテンドー3DS XLの名称で展開)を投入し、伸び悩む海外市場の活性化をねらうとのこと。また、Wiiの後継機としてWii Uも日米欧で今年末に発売予定。さらに今週末に発売の『New スーパーマリオブラザーズ2』『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング』の2タイトルから新たにダウンロード販売を開始し、販路を拡大をしていくとのことです。
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