海賊版対策は各パブリッシャーにとって喫緊の課題となっています。エレクトロニック・アーツやユービーアイソフトは独自のDRMの導入を進めていますが、英国のパブリッシャー、コードマスターズのRod Cousens CEOは別の道を探るべきと言います。同氏はDRMの存在理由に理解を示しながらも、製品に悪影響を与えかねないDRMは好きでないとして、次の様に提言しています。「海賊版としてパブリッシャーは完成してない(unfinished)ゲームを安い価格で売るべきです。気に行ったユーザーは都度の小額課金で続きや新要素を手にいれれば良いのです」これにより、ユーザーは初期費用を抑えられ、気にいったゲームだけ課金で追加の支払いをすれば良く、メーカーとしては海賊版の被害を減らすことが出来ます。完成してないゲームを売る、というと言葉は悪いですが、完成品のパッケージだけを売るという形態は既に過去のものになったということの一つの表れでしょうか。サービスとしてのゲーム体験という流れでしょうか。
「終わらない土砂降り」「コントローラーの偽充電要求」等がもたらしたのは3倍のSteam売上―スポーツゲームが多種多様な手段で海賊版に立ち向かう 2022.5.27 Fri なお、海賊版対策の導入からSteamでの売り上げは3倍になったそ…