ゾンビサバイバルゲーム『DayZ』の生みの親として知られるDean Hall氏は、自身の率いる開発スタジオRocketWerkzにて開発されたゲーム開発フレームワーク「BRUTAL」をソースコードとともに一般公開したことを報告しました。
開発者の自立助ける“粗野な”フレームワーク公開

BRUTALはゲーム開発や独自のゲームエンジン開発に利用可能な技術基盤として開発されたもので、RocketWerkzの新作『Kitten Space Agency』では直接利用されている他、Ludeon StudiosのSFコロニーシム『RimWorld』向けに開発された独自ゲームエンジン「Waylith」の基盤としても提供されたとのこと。誰もがゲーム制作に使えるような多機能のツールでは無く、特殊な利用も想定した雛形として作られた「粗野な(BRUTAL)」システムであることから名付けられたといいます。

もともとスタジオ独自のカスタムフレームワークとして社内でも秘密裏に開発が進められていたBRUTALでしたが、ゲーム開発環境として広く利用されている既存のゲームエンジンでは開発者の独立性を担保できないとの考えとその対策として今回無料での公開に至ったとのこと。ロイヤリティや規約、アカウント制限といった契約面から、ある機能の実装のためにエンジン側の意図する仕様をわざわざ回避する必要があるといった技術面での扱いにくさといった点でUnityやUEといったエンジンを例に挙げ、BRUTALがそれらと比較して開発者が自立的に開発を行う一助となればとコメントしました。
本フレームワークはMITライセンスをベースとしたオープンソースとして、商用作品を含め完全に無料で利用可能。制作したコンテンツのクレジットと起動時画面にBRUTALの著作権とロゴを表示し、NOTICEファイルを同梱することのみを条件としています。ソースコードおよび利用条件はGitHubにて公開中です。












