
『Fallout』や『スカイリム』といったAAAゲームタイトルが自分たちの雇用を守ってくれると思っていたのに、たった2分間の一方的な会議だけでベセスダ・ゲームスタジオを解雇された……そんな元従業員の悲痛な声が英国メディアThe Guardianに掲載されています。
XBOXリセットの号令と、それによる傘下スタジオの多大な人数の解雇

ベセスダ・ゲームスタジオの人員大量解雇の流れは、7月6日にXBOX最高経営責任者であるアーシャ・シャルマ氏からXBOX傘下の企業に対して「XBOXのリセット」を掲げ、組織再編を告げるメールの送信から始まりました。2027年度までに3,200人の従業員が解雇され、そのうち1,600人の役職は即時廃止されるという内容のメールが送信された1時間後には、社内にTeamsの会議招待が届き始めたとベセスダを解雇されたAnne Barrett氏は証言しています。
Barrett氏は「自分たちは安全だと思っていました。ベセスダは『スカイリム』や『Fallout』を手がけていますし、期待されている作品も制作しています。ところが、たった2分間の会議に呼ばれ、場合によっては何十年にもわたる会社でのキャリアが終わってしまったのです。本当にショックでした」と述べました。
The Guardian氏は「最も不可解だったのは、解雇に何の体系性もなく、誰が影響を受けたのか明確な理由も示されなかったこと」とも論じており、ベセスダに現在も勤務し、組合交渉担当者も務めるAlex Nguyen氏は「何十年も勤めていた同僚2人が解雇されました。彼らは求められたことはすべてやり遂げ、非常に情熱的で、仕事ぶりも素晴らしかった。全く理解できなかった」と述べています。
先日はアーシャ・シャルマ氏をはじめとするXBOX幹部がベセスダ・ゲームスタジオを訪問する中で、ベセスダ労働組合員たちが巨大ネズミバルーン「Scabby」(米国労働組合のシンボル)と解雇された人員を示す800本の小さな旗を掲げてXBOX幹部に抗議を行うといった一幕もありました。
欧米諸国の開発スタジオを取り巻く開発者解雇の波。この不穏な連鎖が解決に向かう日は来るのでしょうか。
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