Naughty Dogが開発していた『The Last of Us』のオンラインマルチプレイヤーゲームが、完成度約80%の段階でキャンセルされていたことを元ディレクターが明かしました。
7年間の開発が突然の終焉へ
ポッドキャスト「LelPodcast」に出演した元ディレクターのVinit Agarwal氏は、幻となった『The Last of Us』のオンライン作品について語りました。Agarwal氏によれば、ソニーはコロナ禍においてオンラインゲームへ多額の投資を行っており、本作も「社内では非常に好評で、完成度80%まで開発が進んでいた」と言います。
しかし2020年にゲーム業界を後押しした要因が、2022~2023年には逆風となって吹き荒れます。外出自粛の解除による消費の減少、そして業界全体への資金引き上げが重なり、過剰投資の反動が一気に押し寄せたとのこと。
「新作か、この作品か」
キャンセルの決定打となったのは、スタジオの方向性をめぐる選択だったとAgarwal氏は語っています。「決断を下す必要がありました。この作品を作るか、それともスタジオ社長のニール・ドラックマンが手がける次回作を作るか。スタジオの根幹となるゲームを優先するのは、自然な流れとして理解できます。私が手がけていたのは実験的な作品だったからです」
7年間を費やした作品がキャンセルされたことについて、Agarwal氏は「魂が砕かれるような出来事」と振り返っています。さらに衝撃的だったのは、キャンセル発表のわずか24時間前まで本人に知らされていなかったという事実だそうです。退職時の対応と比べても「10倍つらかった」と語っています。
Naughty Dogは次の大作へ
Naughty Dogは現在、新作『Intergalactic: The Heretic Prophet』を開発中です。
なお、Game*Sparkでは、現在、日本でゲーム開発スタジオを立ち上げたVinit Agarwal氏のインタビューも掲載中です。











