
2025年11月7日、The Game Awards(TGA)が開催していたクリエイター支援プログラム「Future Class」に関しての記事が同団体のWebサイトから消滅していることを複数の海外メディアが報じています。
2023年度を最後にクリエイター募集も途絶えていた
「Future Class」は、TGAが2020年から開催していた未来のクリエイターを支援するプログラムです。Internet Archiveによれば、少なくとも2025年8月3日まではTGAのサイト内に同取り組みに関するページが残されていました。

一方、「The Game Awards Future Class」のSteamキュレーターは記事執筆時点で残っています。
海外メディアGameDeveloperは「Future Class」主催者のエミリー・ウィアー氏にインタビューし、ウィアー氏は「昨年、TGAミキサーとの約束通り2023年FCのプログラムサイクルを完了しましたが、新たなFuture Classは導入しませんでした。現時点では将来のFuture Classに関する具体的な計画もありません」と回答しています。また、プログラムの参加者が交流するためのDiscordサーバーも用意されていますが、ウィアー氏とTGA主催者のジェフ・キースリー氏はこのサーバーをほとんど見ていないとも述べられました。
2023年Future Classの受賞者でゲームライターのエマ・キッドウェル氏はGameDeveloperの取材に対し、ウィアー氏とキースリー氏にプログラムの現状を聞くために何度もDiscordのメッセージを送信したにもかかわらず返信がなかったと説明し、「全てが不誠実に感じられ、まるで静かに立ち去ってほしいと思っているように聞こえます」と答えました。
匿名を条件にGameDeveloperの取材に答えたFuture Classの受賞者は、「私たちの業界でもっとも優秀な人材を集めて、最低限のことしかせず、私たちがそれについて何も言わないだろうと期待するのは、信じられないほど愚かなことだと思います」と答えています。







