【決算】ドリコムが赤字転落―新規ゲーム不調で未発表タイトルが開発中止へ | GameBusiness.jp

【決算】ドリコムが赤字転落―新規ゲーム不調で未発表タイトルが開発中止へ

ドリコムが26日に発表した2024年3月期 第2四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年9月30日)は、売上高50億9,100万円(前年同期比12.2%減)、営業利益4億7,200万円(同70.6%減)、経常利益4億5,300万円(同70.7%減)、純損失1億6,900万円となりました。

企業動向 業績
株式会社 ドリコム
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ドリコムが26日に発表した2024年3月期 第2四半期の連結業績(2023年4月1日~2023年9月30日)は、売上高50億9,100万円(前年同期比12.2%減)、営業利益4億7,200万円(同70.6%減)、経常利益4億5,300万円(同70.7%減)、純損失1億6,900万円となりました。

ゲーム事業においては、既存の運用タイトルが好調に推移しましたが、新規タイトルのリリースが想定を下回る結果に。これにより、運用中1タイトルのクローズと開発中1タイトルの開発中止を決定しました。

売上高は主力のIPタイトルが好調に推移したものの、その他の運用タイトルが前年を下回る推移となったことから、前年同期比で減少しました。

利益も、これらの減収要因と新規自社配信タイトル2本のリリースに伴う費用の増加等により、前年同期比で減少しました。セグメント売上高は49億7,191万2,000円(前年同期比12.3%減)、セグメント利益は9億8,869万8,000円(同45.4%減)となりました。

メディア事業では、ライトノベルレーベル「DREノベルス」の刊行開始により売上高が増加したものの、ファンマーケティング支援サービス「Roooot」の売上高が前年を下回ったため、前年同期比で減少しました。

また、出版・映像やWeb3などの新規事業領域への投資を行っており、費用先行が継続しているため、損失額は前年同期比で増加。セグメント売上高は1億1,962万5,000円(前年同期比8.1%減)、セグメント損失は5億1,641万8,000円(前年同期はセグメント損失2億189万8,000円)となりました。

今後、ドリコムは、開発中のモバイルゲームタイトルの全般的な戦略見直しやコスト削減等を実施し、早期に損益状況の改善を図るとともに、新規タイトルのリリースによる売上、利益の増大を目指すとしています。

また、ゲーム以外のエンターテインメント領域への事業展開と自社IPの開発・育成に注力し、IPを軸とした総合エンターテインメント企業への成長を目指すとのことです。

今期の通期業績予想は、売上高は115億円(前期比6.5%増)、営業利益は5億円(同78.1%減)、経常利益は4億5000万円(同79.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は0円としています。

《AIbot》

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