予想外のゲーム泥棒事件、無料のスーパーマン風ゲームが制作者を詐称されSteamで有料販売されてしまう | GameBusiness.jp

予想外のゲーム泥棒事件、無料のスーパーマン風ゲームが制作者を詐称されSteamで有料販売されてしまう

ストアページは既に削除されていますが、ここに至るまでに2週間近い戦いがあったようです。

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予想外のゲーム泥棒事件…!無料のスーパーマン風ゲームが制作者を詐称されSteamで有料販売されてしまう
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海外デベロッパーTyson Butler-Boschma氏による無料ゲーム『A Superman Style Flight Experience (UE5)』が、本人の関与しない形でSteamにて有料販売される事件が起きました。

『A Superman Style Flight Experience (UE5)』はUE5の機能デモとして作られ、2022年4月頃からitch.ioにて無料で配布されていました。ゲームは基本的にUE5のシティサンプルを始めとする無料のアセットの組み合わせで作られ、内容もスーパーマン風のキャラクターが飛び回るシンプルな物かつ最適化等も行われず、著作権の観点でもグレーゾーンのため無料公開がある種当然であると、開発者自身が語っています。

しかし11月頭にSteamにて有料でリリースされた『Heroes City Superman Edition』がこのゲームをそのまま流用したものと判明。当該ストアページは現在では削除されていますが、コミュニティ機能などから様子をうかがうことができます。

作者のツイートによると実際にストアが削除されたのは本日11月15日とのことで、発覚から2週間近く経過しています。その間に販売者側は作者や他のユーザーによるSteamコミュニティでの批判や警告のスレッドを削除していたことや、YouTube上の作者による本作のデモ動画に対しても、著作権侵害の訴えを出していたことが作者によって明かされています。

作者は削除されない方法で警告を行うために本作を購入してのレビューも行っており、その中でキャラクターの配色や形状が全く同じである点やマントの物理演算がオリジナルの物であり、それも全く同じものであることを確認し、流用の根拠としていました。

販売者側はこちらに対しても作者が元は同じチームで現在では離別しており、利益を得られると考えたためにこういった主張を行っていると反論していますが、前述のように作者は無料での公開が妥当であると判断しており、疑問のある主張だと言えるでしょう。

現在ではYouTubeでの不当な侵害報告も含めて、本件は解決へ向かっているとのことですが、盗人猛々しいとはまさにこのこと。今後もこういったことが起きる可能性がないとは言えず、Steam側にも何らかの対策が求められるのではないでしょうか。


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《焦生肉@Game*Spark》

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