損害賠償は約17億円…任天堂に訴えられたハッカー「クッパ」が支払う最終金額が確定 | GameBusiness.jp

損害賠償は約17億円…任天堂に訴えられたハッカー「クッパ」が支払う最終金額が確定

数千万ドル稼いだ組織に対して、クッパの実生活は質素な暮らしぶりだったようです。

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損害賠償は約17億円…任天堂に訴えられたハッカー「クッパ」が支払う最終金額が確定
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海外メディアViceは、任天堂ゲームに対するクラッカー集団「Team Xecuter」の顔役とされるGary Bowser氏の米国での裁判に関して、さらなる情報を報じました。この裁判は被告の名字が「クッパ」の英語名と同じ「Bowser」であることから国内外で注目を浴びています

裁判の記録によると、創業者Max Louarnと幹部Yuanning Chenを中心に活動していた「Team Xecuter」は最も“多作な”ビデオゲームハッキンググループのひとつとされ、任天堂ゲームを不正利用できるデバイスの開発・販売で数千万ドルの収益をあげていたとのことです。

この犯罪組織においてBowser氏は、1万本以上の違法なゲームコピーを含むウェブサイトを運営していたとして懲役40ヶ月の判決を言い渡され、さらに任天堂へ450万ドルの損害賠償を支払うことに。関連した民事訴訟についても1000万ドルの支払いを命じられているため、最終的に同氏が支払う予定の金額は1,450万ドル(日本円にして約17億円)になります。

なお、裁判の中で弁護士側は「Bowser氏は、創業者Max Louarnに利用されていた」と説明しました。組織が莫大な利益を上げていた一方で、同氏はウェブサイト運営の報酬として毎月500~1000ドルを受け取っていたといいます。その根拠として彼が暮らしていた住居の写真を提出。Facebookで確認できるLouarnの派手な暮らしぶりに反して、Bowser氏は古いアパートでの質素な生活を送っていたようです。

「Team Xecuter」創業者と幹部が未だ逮捕されていないなか、ウェブサイト運営に関わった人物に下された今回の判決。任天堂は、米国法執行機関へ感謝を述べるプレスリリースを発表しています。


《麦秋@Game*Spark》

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