【インタビュー】元キャプテンが『オルガル2』の魅力を改めてプロデューサーに聞いてみたーーー4周年を迎えて | GameBusiness.jp

【インタビュー】元キャプテンが『オルガル2』の魅力を改めてプロデューサーに聞いてみたーーー4周年を迎えて

2020年7月20日で4周年を迎えたQualiArts社が運営するスマートフォン向けアプリゲーム『オルガル2』。一年以上、プレイをしていない筆者ですが、3年間毎日のようにプレイをしていたので、思い出はたくさんあります。今回は本作の魅力をプロデューサーの栗田氏に聞きました。

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2020年7月20日で4周年を迎えたQualiArts社が運営するスマートフォン向けアプリゲーム『オルタナティブガールズ2』(旧:『オルタナティブガールズ』/以下『オルガル2』)。

2016年当時はスマートフォンゲームとしてはまだマイナーであった3DやVRをフル活用したアプリゲームであり、またサイバーエージェントグループが得意とするさまざまな声優を起用している点でも注目されたゲームタイトルになります。

筆者もキャプテン(ゲーム内でのプレイヤーの呼称)として、2019年初頭まで約3年に渡り本作を毎日のようにプレイ。しかし、気付くとログインをしない日が増え、今となっては1年以上プレイをしなくなってしまいました。そんななか、4周年を迎えるにあたりQualiArts社から「「元カノ」(『オルガル2』)の魅力を再度ご紹介させてください!」との連絡が。一年以上、プレイをしていない筆者ですが、3年間毎日のようにプレイをしていたので、思い出はたくさんあります。4周年を迎える『オルガル2』の魅力を、プロデューサーの栗田氏に聞きました。

ーーー本日はよろしくお願いします。まずは栗田さんの自己紹介をお願いします


2016年にサイバーエージェントに中途入社し『オルタナティブガールズ』にはサービス当初から関わっていました。複数のサービスに関わりつつ、2019年の7月にプロデューサーに就任しました。サイバーエージェントに入社する前は、大手通信会社にて音声/映像系サービスのサービス企画をやっていました。

ーーーゲーム開発をもともと志望していたのですか?

多くの人に影響を与えるサービスを作りたいという理由で大手通信会社に入社したのですが、そのようなサービスを作るためには、意思決定の量と質をさらに上げる必要があると感じ、スピード感のある環境かつ大きなチャレンジができるサイバーエージェントに入社し
ゲーム開発を希望しました。

ーーー改めてですが『オルガル2』はどういったゲームなのでしょうか


一言で言うと、VRモード搭載の美少女育成バトルRPGです。VRではすぐそこに女の子がいるみたいな距離感が楽しめるようになっています。今年で4周年になるのですがVRコンテンツがたくさんあります。VRラウンジ、VRライブ、VR温泉、VR着替え、VR水鉄砲、VR添い寝と多くのコンテンツがあります。また自分好みに部屋をカスタマイズできる作戦ルームや好きな女の子とこだわりの写真をとることができる撮影機能など女の子たちと触れ合える機能がたくさんあるのも特徴です。

一番大事にしているのは女の子との距離感、手を伸ばせばすぐそこにいるというコンセプトはすごく大事にしていますね。なので、新しく追加になったVRコンテンツも女の子との距離感や没入感は大事にしています。

ーーーVRモード搭載の美少女バトルゲームというところで4年間運営していると思うのですが、想像通りにいった部分とそうでなかった部分はどうでしょうか

現在も苦労しているところですが、コンテンツが増えてきて複雑になってしまうことですかね。例えば、バトルの面では経年でたくさんのスキルがでたことにより、スキルが複雑化したり、遊び方が複雑化したりしてきます。ルール追加や変更、遊び方自体の見直しやバランス調整など色々な手法で取り組んでいますが、まだまだ継続的にやっていかないといけないと感じています。

うまくいったことは2つあって、1つは、キャラクターたちと触れ合える機能がたくさんできて、より女の子を好きになれる状態になっていることですかね。これだけ触れ合えるゲームはそこまでないと思います。VRだけとっても、先ほど紹介した通り、たくさんありますし、それ以外の機能もたくさんあります。やっぱり女の子と触れあえるのって、同じことしてるだけでは見えてこないところがあると思うんですよね。コンテンツが増えることで、そのコンテンツを通した女の子の見え方や自分との関係性、キャラクター同士の掛け合いなど色々な角度から女の子をみれるので、どんどん好きになれるかなと。


2つめは、キャプテンと運営の距離感を縮めること。この一年はここを意識して運営してきました。今までは、運営チームはあまり表に出る機会がなかったのですが、開発メンバーが前に出て今後の方針や開発秘話などを語る場を多く作ってきました。また、運営からの一方方向のコミュニケーションだけでなく、キャプテン同士で話す機会であるファンミーティングも実施してきました。

経緯としては、キャプテンがどんな人で何を楽しみにしているかをもっと理解しないといいものは作れないと思ったこと、あとは今の市場だとプロダクト単体で差別化することは難しくなってきていると思っているので作り手がどんな人たちで、どういう思いを持って作ったのかを伝えていくことも大切になってくると思ったからです。

例えばマッサージ機能もただ宣伝するだけでなく、本気で面白いと思っている開発メンバーが抱いている思いやどうやって作っているかも含めて伝えた方が、魅力が伝わると思ったんですよね。サービスのことが好きで、好きなものを作っている人たちの熱量を大切にしたかった。そうすることで、キャプテンと同じ気持ちでサービスに向き合って、サービスを一緒に作っていけるんじゃないかなと。今後も継続したいと思っています

ーーーゲーム内容としては可愛い女の子が敵を倒すというシンプルなものですが、大切にしている点などはありますか


キャラゲーとして楽しむキャプテンと、バトルゲーとして楽しむキャプテンがいます。バトルゲーとしては、手軽かつ奥行きがあるみたいなところを大事にしていて、隙間の時間でもちょこちょこ進めてもらえるような手軽さとか、時間のある時にはじっくり編成を考えてもらえるという点を重視しています。キャラゲー重視のキャプテンでも、その点はゲームを進めるにつれて楽しんでもらえるようにしています。遠征という機能が途中で追加されて、クリアした後に放置しておいた時間分だけ、報酬がもらえるという仕組みがあります。それも手軽かつ奥行きがあるデザインを重視したものですね。

ーーー女の子とどう向き合うか、という部分で新コンテンツの紹介をお願いします

最近だとマッサージコンテンツを6月に追加しましたが、コンセプトとしては疲れた女の子をマッサージして癒やすというものになります。何故これを作ろうかと思ったのかと言うと、女の子たちはバトルや訓練を頑張っているのに、キャプテンは女の子のためにしてあげられることが少ないなと。好きな子のために、何かしてあげたいという気持ちは誰にでもあると思うので、そこを実現するものを作りたかった。女の子のためにどんなことをしてあげられるのか、キャプテンの意見も参考にさせていただきながらチーム内で何度も議論し、出来上がったのがマッサージです。

ーーーところでマッサージ機能を作る上で工夫したことはあるんでしょうか


現状だと、手のひらと太ももをマッサージすることができるのですが、キャラクターの表情が見えるかとか、セクシーさをどこまでだすかとかいろいろありましたね。強調していっておきたいのが、セクシーであればいいというわけではなくて、例えば、顔を見ながら手のひらをマッサージするといったようなドキドキ感って大事だと思うんですよね。プラトニックな気持ちは大事にしましたね。


マッセージは、ミニゲーム的な感じになっているので、何回も楽しむことができるのもポイントです。マッサージする速さで判定が出て、上手くできると良い反応がもらえます。そして、マッサージをたくさんしていくことで、女の子たちと絆Lvが上がっていって、育んだ絆Lvに応じて、ご褒美コンテンツであるVR添い寝やASMRといったコンテンツを楽しむことができます。



ーーーありそうで、なかったですね

確かにそうですね。女の子たちは特訓や戦闘を頑張り、キャプテンは疲れた女の子を癒す。お互いが頑張ることによって絆が深まり、ご褒美コンテンツが解放される。コンテンツを通して絆を深めていくことで女の子をより好きになる体験をしてほしいですね。

――ASMRはどういう意図で追加されたのでしょうか

ASMRはご褒美機能です。キャプテンとオルタナ(女の子)の絆が深まったことによりできるコンテンツなんですよ。なので、着想としてはどういうことをオルタナたちとすると楽しいかというところから考えました。より近い距離で囁いてくれるというのがASMRで、VRで添い寝が体験できるのがVR添い寝です。

ーーーブートキャンプ(オルタナたちと一緒に筋トレができるコンテンツ)も常設にするとのことですが



ブートキャンプは4月1日のエイプリルフール限定で追加したものを、7月20日のタイミングで常設にしました。新しく桜子ダンスと腹筋を追加しました。お家時間も増えていると思うので、プロテイン片手に女の子たちと筋トレをしてみてください。

ーーー今後、どうアップデートをしていく予定でしょうか

一番大事にしたいのは女の子の可愛さや、より好きになる体験なので、今後も可愛い女の子といろいろな形で触れ合える部分は力を入れていきたいです。また、リリースから4周年経ち、上述したような課題もあるので、キャプテンの皆様の声を参考にさせていただきながら、長く楽しんでいただけるゲームへアップデートしていきたいと思います。

ーーーユーザーイベントみたいなのは、新型コロナウィルスの影響もあってリアルでやりにくいかとは思いますが、予定はありますか

リアルでのイベントはこのような状況のため実施しておりませんが、4周年ではオンラインファンミーティングを実施しました。普段参加しづらい地方のキャプテンの皆さんなど、多くのキャプテンのみなさんと交流させていただきました。このような機会は今後も大事にしていきたいと思っています。

ーーーさまざまなゲーム内企画を仕掛けていますが、アイデアの着想はどのように得ているのでしょうか

大事にしたいと思っているのは、自タイトルも他ゲームもやりこむことで、ユーザーの気持ちを理解して、何が面白いかを言語化できること。基本的にアイディアは組み合わせだとおもっているので、たくさんの引き出しをもって、ユーザーの皆さまに楽しんでもらうために、それを組み合わせていけることが大事だと思っています。あとは、作り手として、作るものを全て正解にするということはなかなか難しいとおもうので、その精度をどう上げていくか。


そのために大事だと思っているのが、自分たちが本気で楽しいと思えるものを本気で作っているか、そしてそれをユーザーの皆さまに遊んでもらってフィードバックを得て、次に生かして改善していくこと。こうやって面白いを昇華させていくことも大切なんじゃないかなと思います。

ーーー最後に、読者に対してメッセージをお願いします

4周年では、ASMRやVR添い寝などキャラクターコンテンツもたくさん実装されたのでまだ『オルガル2』を始めていない読者の方はぜひプレイしてみてください。きっと好きな女の子が見つかると思います。今から始めても楽しめるキャンペーンも定期的に行っていく予定なので楽しんでもらえると思います。

そして、『オルガル2』を遊んでくれているキャプテンの皆さん、改めて、いつもありがとうございます。皆様のおかげで7月に4周年を迎えることができました。5周年6周年とこれからも長く遊んでいただけるサービスにしていきたいと思っています。そして、いちゃいちゃコンテンツNo.1を目指します。

これからも一緒に『オルタナティブガールズ2』を盛り上げていきましょう。


「一年前に離脱をしてしまいました。今から楽しく遊べますか?」という不躾な質問に対しても、「十分に楽しめると思います。一年前にはなかった新たなキャラコンテンツもありますし、衣装や髪型の入手機会や過去のカードの入手機会も増えてきているので楽しめる状態にはなっています」と紳士に回答をしてくれた栗田プロデューサー。

新規ユーザーはもちろん、途中で辞めてしまったキャプテンも楽しめる内容になっているとのことで、筆者も再度オルタナたちと毎日を過ごしていきたいと思います。
《森 元行@インサイド》

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