『ソニック AT 東京2020オリンピック』遊べる競技の数は? ソニックが出すタイムってどうなるの? 気になるポイントを直撃インタビュー【TGS2019】 | GameBusiness.jp

『ソニック AT 東京2020オリンピック』遊べる競技の数は? ソニックが出すタイムってどうなるの? 気になるポイントを直撃インタビュー【TGS2019】

ソニックキャラクター単独のオリンピック作品として登場する『ソニック AT 東京2020オリンピック』。本作の特徴や魅力に迫るインタビューを実施しました。来年春の配信に向け、生の声をお届けします。

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『ソニック AT 東京2020オリンピック』遊べる競技の数は? ソニックが出すタイムってどうなるの? 気になるポイントを直撃インタビュー【TGS2019】
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オリンピックゲームといえば、『マリオ&ソニック』シリーズを思い出す方も多いことでしょう。このタイトルは北京オリンピックから始まり、以後もシリーズ展開を続けています。

もちろん、2020年に東京で開催されるオリンピックに合わせ、『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック』が登場します。本作は、ニンテンドースイッチソフトとして2019年11月1日に発売されるほか、2020年にアーケードへの展開も予定しています。

ですが、今回セガゲームスが取り組むオリンピックゲームは、『マリオ&ソニック AT オリンピック』シリーズだけではありません。一足早く、今年の7月24日に『東京2020オリンピック The Official Video Game』を発売。また 2020年春には、『ソニック AT 東京2020オリンピック』がAndroid/iOS向けにリリースされます。

東京オリンピックを題材に、異なる角度から競技の楽しさを表現した3作品を手がけたセガゲームス。それぞれの作品がどのような魅力を持っているのか、多くのゲームファンが気になるところでしょう。


そこで今回は、『東京2020オリンピック The Official Video Game』や『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック』に続く形で登場する『ソニック AT 東京2020オリンピック』に焦点を合わせ、本作の独自性やポイントに迫るインタビューを実施。本作のプロデューサーを務める都築靖之氏に、詳しく話を伺いました。

◆ソニックが走ると100mも一瞬なの? 開発に込めた想いから、気になるアレコレまで直撃!



──まずは、『ソニック AT 東京2020オリンピック』を含め、複数の東京オリンピック関連作品がが立ち上がった経緯を教えてください。

都築氏:今回のオリンピックは東京、いわば自国での開催です。そのためセガゲームスとしては、「オリンピックタイトルを大々的にやっていこう」というのがありました。

今回は、様々なプラットフォームでより多くの方々に「セガのオリンピックゲームを楽しんでいただこう」との考えから、PS4/ニンテンドースイッチ向けに『東京2020オリンピック The Official Video Game』を、ニンテンドースイッチ向けに『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック』、そしてスマートフォン向けには『ソニック AT 東京2020オリンピック』を出そうという形で話が進みました。

多くのプラットフォームに展開することで、『マリオ&ソニック』シリーズに触れる機会がなかった方々にも、セガのオリンピックゲームを遊んでいただければ──という想いがあります。

──その3タイトルは、同時に動き出したのでしょうか?

都築氏:いえ、一番最初に立ち上がったのは『東京2020オリンピック The Official Video Game』でした。まずは、より“リアルな形”でオリンピックを再現するべく、こちらが動き出しました。その次に、『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック』が動き始めました。




この2作品と比べると、『ソニック AT 東京2020オリンピック』の立ち上がりは若干後になります。様々なプラットフォームに展開するという視点から、「スマホ用タイトルをどうするか」「いつやるのか」「何をやるのか」をしばらく考えていた期間があった、という感じです。

──着手された順番通りにリリースされているんですね。「ソニックを題材にしよう」という方向性は、すぐに決まったのですか?

都築氏:すぐには決まりませんでした。最初は「オリジナルのオリンピックにしようか」という話も持ち上がっていましたが、セガである以上、代表的なキャラクターであるソニックで行こうとまとまりました。

全世界で見た時、ソニックの人気は非常に大きいですし、『ソニックダッシュ』という作品も2.7億ダウンロードという実績を持っているので、やはりこのキャラクターを活かすべきだ、と。

──今回、スマホ向けにオリンピックゲームを出すにあたって、一番意識されてる点はどこですか?


都築氏:『マリオ&ソニック』シリーズで(オリンピックゲームの)ノウハウは既にありますが、スマートデバイスとなると操作の方法からして大きく違ってきます。そのため、「これまでの経験を活かしつつ、いかにスマホでいかに楽しく遊べるか」を非常に強く意識しています。

これまでの『マリオ&ソニック』シリーズは、ゲーム専用のハードに展開していたため、今まではゲームユーザーの方々が対象でした。しかし今回はスマホ向けなので、ゲームをコアに楽しむ方々ばかりではありません。

「オリンピックのゲームなんてあるんだ。やってみようかな」といったライトな感じでプレイする方も多数いらっしゃると思います。そういった方々が触った時に、操作に悩んだりせず、直感的に遊べるように意識して作っているところです。

──同じオリンピックを題材とした『マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック』や『東京2020オリンピック The Official Video Game』と、この『ソニック AT 東京2020オリンピック』は、どのような違いや特徴などがありますか?




都築氏:やはり、スマホ向けというのが最も大きな特徴ですね。ライトなユーザーにも、気軽に触っていただけますので。

ゲーム的な部分で言えば、『マリオ&ソニック』シリーズは2作品のキャラクターがクロスオーバーしているため、お互いのバランスを取る必要があります。ですが本作はソニックのキャラクターのみなので、ソニックが持つスピード感に特化することができました。ソニックらしさをより表現しやすくなった、とも言えますね。

あとこれは、スマホならではの点になりますが、コンシューマーゲームは必ずしもオンラインに繋がる状態とは限りません。ネットワークに繋いでいない方もいらっしゃるので。ですが本作はスマホアプリなので、オンラインありきで考えられる。なので、遊びの部分として「ネットワークで繋がって更に楽しくなる」を念頭に入れて作っています。

──そういった仕組みが用意されているんですね?


都築氏:本作は全世界191ヶ国への配信を予定しているので、191ヶ国のプレイヤーたちと交流しながら楽しめるような作品になっています。競技が楽しいのは大前提ですが、プレイを通じて他の国の人と交流し、また競い合ったりして遊んで欲しいですね。

──今回、ソニックシリーズのキャラクターのみとなりますが、彼らが全力で走ったらものすごいタイムが出るのかなと思います。そのあたりは、どのような調整になっているのでしょうか?

都築氏:本作はオリンピック作品なので、例えば見た目はものすごく速く走っていても、タイムはオリンピック基準のものになります。ワールドレコードを若干上回る記録を出すこともできますが、「100mを1秒で走る」といったことはありません。

──では、記録はオリンピック基準で、プレイヤー側が体感するスピード感が強い、という形でしょうか?

都築氏:そうですね。あくまで例えばですが、記録は9秒台ですが、ゲーム内のカウンターが倍速で、体感では4.5秒くらいの速度で走っている・・・みたいな感じになります。

──ソニックらしさを演出で表現するだけでなく、プレイのテンポもアップしそうですね。ちなみに、収録される競技数はいくつくらいになりますか?




都築氏:今はまだ開発中なので、多少増減する可能性がありますが、現段階では15種目は基準として用意する方向性で進んでいます。

ちなみにこの15という数は、種目の種類です。さらに、オリンピックに準拠したものだけでなく、「エクストラ競技」というものもあります。400mハードルなら、高いハードルがあったり低いハードルがあるなど、オリジナルの要素が加わっている形ですね。

また、『ソニック』シリーズにあるギミックが登場する場合もあります。バネを踏むと、一足飛びに先に進める、といった具合です。普通のオリンピック競技と比べると、よりゲーム性を高めたものが、この「エクストラ競技」になります。

──「エクストラ競技」は、15の種目に全て存在するのですか?

都築氏:はい。それも各種目にひとつずつはなく、複数用意する予定です。通常の競技に加え、「エクストラステージ1」「エクストラステージ2」などが競技ごとにある、みたいな感じです。

──本作を通じて、どのような想いをユーザーに届けたいとお考えですか?

都築氏:一番最初にリリースした『マリオ&ソニック AT 北京オリンピック』から始まり、今日に至るまで非常に多くのユーザーさんに楽しんでいただけました。そういった『マリオ&ソニック』ファンの方々に向け、今後も様々な形でオリンピックタイトルをリリースしていきたいという気持ちがすごくあります。

弊社はオリンピックゲームを作り続けており、「オリンピックゲームはセガ」といった、イコールで結ばれるような形に出来ればとも考えています。そのため、今まで知らなかったお客様にも触っていただき、セガのオリンピックゲームのファンに、そして引いてはセガのファンになっていただければ嬉しいですね。

──これまでのファン、そしてこれからのファンに向けた作品作りが続いていくわけですね。今後も楽しみです。それでは最後に、『ソニック AT 東京2020オリンピック』を楽しみにしている方々に向けたメッセージをお願いします。


都築氏:セガのオリンピックゲームは、北京から代々作り続けてきました。そして今回は記念すべき自国開催なので、セガのオリンピックゲームを、今までにないスケールで幅広くリリースいたします。

その中のひとつとして登場する『ソニック AT 東京2020オリンピック』はスマホアプリなので、「今まで対応ハードを持っていなかったから遊べなかった」という方々にとっても、遊びやすいリリース形態になっていると思います。

一番最初に触れる段階は無料で楽しめますので(※本作はダウンロードおよび一部プレイ無料)、まずは気軽にセガのオリンピックゲームを楽しんでいただければ何よりです。

──本日はありがとうございました!



《臥待 弦@インサイド》

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