「Project EGG」のD4エンタープライズがT&Eソフトなど5社のIPを獲得―『ディーヴァクロニクル』も再販へ | GameBusiness.jp

「Project EGG」のD4エンタープライズがT&Eソフトなど5社のIPを獲得―『ディーヴァクロニクル』も再販へ

80~90年代のPCソフト・コンシューマゲームソフトを復刻する“Project EGG”を運営するD4エンタープライズは本日、ゲーム会社5社の地位継承・譲渡契約が完了したことを発表しました。

企業動向 発表
「Project EGG」のD4エンタープライズがT&Eソフトなど5社のIPを獲得―『ディーヴァクロニクル』も再販へ
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80~90年代のPCソフト・コンシューマゲームソフトを復刻する“Project EGG”を運営するD4エンタープライズは、ゲーム会社5社の地位継承・譲渡契約が完了したことを発表しました。

同社はすでにボーステック、ハミングバードソフト、ウインキ―ソフト、コンパイルの主要タイトルの権利を取得済み。今回取得した5社のタイトルはProject EGGはもちろん、他プラットフォームへの供給、音楽CDに代表されるグッズ展開を行っていくとのことです。なお、どのタイトルを扱うかは同社のホームページにおいて4月に発表される予定です。

●ティーアンドイ―ソフト(T&Eソフト)
1982年に設立されたソフトハウス。RPGブームの火付け役になった『ハイドライド』や、大作アドベンチャーとして知られる『スターアーサー』三部作(『惑星メフィウス』『暗黒星雲』『テラ4001』)、SFアクション/シミュレーションの『DAIVA』の他、世界で唯一のオーガスタ公認タイトルである『遥かなるオーガスタ』などが代表作として知られています。
代表作品:DAIVAシリーズ、地球防衛軍ジアース、ハイドライドシリーズ


●クリスタルソフト
創業は1982年。代表作には『夢幻の心臓』『ファンタジアン』『クリムゾン』といったRPGがあります。この中でも 『夢幻の心臓』シリーズは、国産RPGの黎明期を代表するタイトルともいえ、三作目までリリースされました。また今ではプロ野球監督シミュレーションというジャンルは珍しくありませんが、同社はその草分け的存在で、1987年にプロ野球監督シミュレーション『Mr.プロ野球』をリリースしていました。
代表作品:夢幻の心臓シリーズ、ファンタジアン、リザード


●コスモスコンピューター
1981年よりパソコンショップよりソフトウェアメーカーとなりました。代表作はギリシャ神話をモチーフにしたアクションRPG『カレイジアスペルセウス』。本作品は英雄のペルセウスとなって冒険をするというもので、決まった順序でモンスターを倒さなければ攻略できない独特な内容でした。ほかにもSFシミュレーション『レジオナルパワー』シリーズや、株式投資をテーマにした『億万長者への道』などもリリースしていました。
代表作品:超戦士ザイダーシリーズ、マジクリメント、レジオナルパワーシリーズ


●システムサコム
1981年に設立されたメーカーで、最初は周辺機器を開発するハードメーカーでした。代表作は1985年にリリースされた、独特のカワイイ世界観を持つアクションRPG『メルヘンヴェール』です。続編の『メルヘンヴェールII』も名作アクションRPGとして高い評価を得ています。またポプコムソフトからリリースされたペイントソフト『ダビンチ』のデータ集なども発売しており、当時お世話になったCGファンも多かったのではないでしょうか。
代表作品:DOME、プロヴィデンス、メルヘンヴェールシリーズ


●キャリーラボ
熊本大学マイコンクラブメンバーが中心になって1981年ごろ会社として設立されました。『ジェルダ』シリーズ、『ヒロトンウォーズ』といったワイヤーフレームモノには定評があったほか、『大脱走」『ポーラースターIII』などのアクションゲームも、同社の代表作として知られています。移植技術にも定評があり、PC-9801用『ギャプラス』の高い再現性の前に、多くのアクションゲームファンが唸ることとなりました。
代表作品:マッドライダー、リターンオブジェルダ、大脱走



同時に、ティーアンドイーソフトタイトルの権利取得後初の商品化として1980年代に発売されたアクティブシミュレーションゲーム『DAIVA(ディーヴァ)』のコンプリートパッケージ『ACTIVE SIMULATION WAR DAIVA CHRONICLE RE:』が9月より発売されることも明らかになりました。同社の公式ホームページで予約受け付けが開始されています。

なお、同タイトルは2003年にも復刻されていますが、今回のバージョンでは現行OSの対応に加え、シール・ポスターの追加要素、PDFファイルの解像度の向上などが行われたものになっています。詳細情報は特設サイトからご確認ください。
《岩井省吾@Game*Spark》

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