6周年を迎えた『PSO2』クラウド版の反響や7周年に向けての意気込みは?酒井P&濱﨑Dに訊く | GameBusiness.jp

6周年を迎えた『PSO2』クラウド版の反響や7周年に向けての意気込みは?酒井P&濱﨑Dに訊く

今年で6周年をむかえ、現在も6周年イベントを絶賛実施中の『PHANTASY STAR ONLINE 2(以下、PSO2)』。昨年のエピソード5実装から約1年。今年の上半期にもニンテンドースイッチ向けにクラウド版『PSO2』が配信されるなど、大きなトピックがありました。

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今年で6周年をむかえ、現在も6周年イベントを絶賛実施中の『PHANTASY STAR ONLINE 2(以下、PSO2)』。昨年のエピソード5実装から約1年。今年の上半期にもニンテンドースイッチ向けにクラウド版『PSO2』が配信されるなど、大きなトピックがありました。

今回インサイドでは、シリーズプロデューサーを務める酒井智史氏とエピソード5ディレクターの濱﨑大輝氏にインタビューを実施。もはや夏の風物詩にもなりつつあるこのインタビューですが、今年はクラウド版の反響から6周年イベントについてお話を伺いました。



──今年で6周年を迎えた『PSO2』ですが、今の率直な心境を教えてください。

濱﨑大輝氏(以下、濱﨑氏):ホッとしているというのが正直なところです。エピソード5の開始後、ヒーローやダークブラストの問題、その他不具合などが多く出たことにより、多数のユーザーさんにご迷惑をおかけして申し訳なかったと思っております。その反省をもとに立て直しを進めてきた結果、なんとか6周年を迎えられました。こういった状況のなかでも楽しんでプレイしてくださっているユーザーの皆さんには、感謝の気持ちしかありません。

酒井智史氏(以下、酒井氏):5周年の時には「10年続けたい」と話していましたが、ユーザーさんが離れてしまうような出来事があったのは反省すべき点だと思います。今後どうしていこうかとこの1年間苦心してきた中、多くの方々に支えていただけたのは、本当にありがたく思っています。実は、『PSO』シリーズで7年以上オンラインサービスが続いたタイトルって無いんです。今は、現在のユーザーの皆さんにしっかり楽しんでいただけうコンテンツを作り、よりたくさんの方に戻ってきてもらい、次の7周年・10周年に向けて『PSO2』を続けていくにはどうしたらいいかを考えているところです。

──2018年上半期の大きな出来事として、クラウド版のリリースがありました。ユーザーの反響はいかがでしたか?

酒井氏:正直、自分たちが思っていた数字には全然届いておらず、まだまだ認知されていなかったり、改善すべき点もたくさんあると考えています。手軽に始められるという良い点がある一方で、通信環境によっては安定しづらいという部分もありました。

また、(新規の方にとっては)SEGA IDを取得しないといけないというのも思っていた以上に障壁になっているようです。SEGA IDに関しては、取得せずとも始められるような改善を検討しつつ、もっとたくさんの人に楽しんでいただきたいと考えています。


──『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』とのコラボレーションの反響はかなりありましたね。

酒井氏:反響はとてもよかったです。スイッチはまだまだ伸びしろがあるハードですし、クラウド版はチャレンジングな試みなので、長い目で見ながらいろいろ整備していきたいですね。


──クラウド版のユーザーは、スイッチのみでプレイされている方が多いのでしょうか?

濱﨑氏:併用はあまり見られないですね。初日などは他のハードの方が見にいらしていましたが、クラウド版の方は基本的にクラウド版で遊ばれている方が中心です。比較的10代の若いユーザーさんが多く見られますね。

──ユーザー層が異なると、プレイの仕方も変わりそうですね。

酒井氏:比較的ロビーでもチャットが飛び交っていたり、クラウド版はユーザー層の違いで独自の文化ができてくるかもしれませんね。

──さて、そんなクラウド版から2ヶ月ほど経ち、今は『PSO2』6周年のイベント「ARKS GLORY RACE」が開催されています。今回はどのような思いが込められたものになりますか?

濱﨑氏:6周年はマスコット同士が戦うような企画をやりたいと考えていて、僕はニャウが勝つといいなと思っていました。そうした気持ちを察してたのか、酒井さんから「アークマを推したイベントにして欲しい」というプロデューサー的な依頼がありました(笑)。アークマはグッズとしては出ているのですが、本来は「アークスシップ対抗戦」のガイド役だったため、PS4以降に入ったユーザーさんだとあまり馴染みがないキャラクターでした。そこでアークマをフィーチャーするため、クエストを主催しているという形で「アークマランド」を作りました。アークマの声は声優の諏訪部順一さんなのですが、声を聞いたことがないユーザーも多かったようです。話題になってよかったなと。


──今(7月初旬)のパネルは大体拮抗している感じですよね。

濱﨑氏:パネルの目標値を見直し、現状はバランスが取れているかなと思います。今まで周年イベントは何度もやってきたので、見せ方を変えたいと思ってこの形にしました。

──ちなみに、お二人は誰が最初にゴールすると思いますか?パネル的にはラッピーが一番多いようですが…。

濱﨑氏:今だとラッピーなんじゃないかなと(笑)。

酒井氏:みんなラッピーが一番好きだからね(笑)。

──周年イベントと言えば、「アークス調査報告書」も見逃せません。現状の所感を教えてください。

濱﨑氏:妥当な結果かなと思います。通常クラスではブレイバーとハンターが人気ですね。ハンターに関しては最初に選択する人や、サブクラスとして設定する人が多く、上位にきています。フォースやサモナーをプレイされる方は、他のクラスよりも固定でプレイされている多い傾向にあります。PAは調整されたものが上位にきており、こちらも妥当なものになったと思います。

──全クラスでみると、ヒーローが約30%とやはり多くなりましたね。開発側の意図としては、例えばまんべんなく分布するように均していきたい、というのはあるのでしょうか。

濱﨑氏:通常クラスの上方修正などもありましたので、徐々に均されてきているとは思います。最強クラスの座は状況によってはファイターやガンナーに受け渡しているケースもありますが、ヒーローが安定して戦いやすい・使いやすいというのは変わらずに残っていますので、選択されている方は比較的多いと考えています。ただ、絶対にヒーローでなければだめという環境ではなくなってきつつあると思います。

──テクニックに関して、シフタとデバンドは相変わらずですね。

濱﨑氏:テクニックに関しては必須なものが決まっているので、殿堂入りを作らないとあまり変わらないかもしれません(笑)。闇ではメギバースが(ヒーローの回復テク需要で)増えてきていますが、支援系は殿堂枠でもいいかもしれませんね。

──キャラクターは女性が多く、小柄巨乳が多いんですね。

濱﨑氏:そうですね(笑)。身長に関しては日本人の平均身長に近い感じはあります。

──この調査報告書の結果がNPCデザインに反映されることなどはあるのでしょうか。

濱﨑氏:NPCに関してはあまりユーザーさんのキャラクリに引っ張られることはなく、NPCの中での差異を重視して作っています。世の中にあるエンタメコンテンツのトレンドを反映させる方が強いかなと。

──エンタメコンテンツと言えば、キャストがパーツを組み合わせて様々なキャラを再現しているのは面白いですよね。

濱﨑氏:最新のものもすぐに作られていたりして、ユーザーさんたちの自由な発想には本当にびっくりします。

酒井氏:ブロック遊びみたいに、アクセサリーの自由度がすごいことになっていますしね(笑)。


濱﨑氏:キャラクリしてスクショを撮ることも『PSO2』の楽しみのひとつなので、よいかなと思います。この前配信した略式複合テクニックで、「光源として優秀」というツイートを見たときには驚きましたね(笑)。プリクラのライトみたいな使い方をされていておもしろかったです。今後はPAやテクニックを実装する際も、スクショに役立つか否かを考えないといけない時代になってきたのかなと(笑)。

──1000個以上称号を持っているプレイヤーさんが5%もいるのは驚きですね。

濱﨑氏:コア中のコアなユーザーさんは5%ぐらいだと考えていたので、それには合致していました。

──コンテストも行われていますが、選考は苦労しそうですね…。

酒井氏:現状、例年と同じくらいの応募はきていますね。すごく良いなと思っても、仕様上ギミックを実装できないものもあるので悩みます。スタッフ間では3回ぐらいの選定をします。

濱﨑氏:意外とスタッフの間で票は割れませんね。決まる時は満場一致で決まることが多いかなと思います。

酒井氏:入賞される方は、まとめて何個もされる方が多いですね。アイディアの出し方や絵の傾向が他の方と目の付け所が違うのだと思います。実装までにお待たせしてしまうのが申し訳ないのですが。せっかくアイディアやデザインを頂いているので、ユーザーさんのこだわりをしっかりとゲーム内でも再現したいんです。そう思うと、どうしても時間がかかってしまって。

──2018年の下半期はどこに注力される予定ですか?

濱﨑氏:好きなクラスで遊べる『PSO2』という方針を紹介させていただいて、それに沿ったバランス調整を続けていきます。常設系コンテンツのアップデートやフリーフィールド的な遊びが楽しめるコンテンツをより活性化できればと考えています。その他、レイドボス2種類をアップデートし、今まではギミックに凝った作りでしたが、強いボスとの純粋な戦闘を楽しめるような遊びごたえを楽しみにしていただければと思います。エンドレスクエストとは異なったやりこみ要素があるコンテンツも予定していますよ。

酒井氏:上半期については、バランス調整を引き継いで、「幻惑の森」以外は比較的小規模なアップデートが続いてしまった感があります。下半期については、ユーザーの皆さんに楽しんでいただける新規コンテンツやリニューアルコンテンツを投入していき、より大きな盛り上がりにできればと思っています。またコラボやオフラインイベントについても上半期よりも多く開催されると思います。

感謝祭についてはエピソードが変わる時で行うので、次のエピソードがあればその時にという感じですね。この夏の施策としてはプレイを中断されてしまった方に向けて、戻っていただくための施策に注力したいと思っています。「OF・アプレンティス」が実装されるタイミングでゲームに復帰していただける皆さんのために、過去最大の復帰キャンペーンも仕込んでいますし、この1年で大きくゲーム内の環境も改善してきているので、より多くの方に戻ってきていただけるようにアピールしていきたいですね。

もちろん、現在もプレイし続けてくださっている皆さんが満足していただける面白いゲームを目指していく事が一番大事なのですが。


──クラウド版も引き続き改善を続けていく予定ですか?

酒井氏:そうですね、まだまだ目標には届いていないので、その障壁になっているのはどこかを見極めつつ、障壁を取り除きながら長い目で進めて行ければと思います。さきほども触れたSEGA IDなしでゲームを始められる改善や、より滑らかにプレイできる60fpsへの対応も進めています。

『PSO2』も引き続き新しいユーザーさんを含めて広げていかなければいけません。特に来年にかけてはゲーム内外で色々な動きがあると思っていただければと。『ファンタシースター』も30周年なので、そちらの新しい動きにもご期待いただきたいですね。

──それでは、最後に7周年に向けた意気込みをお願いします。

濱﨑氏:下半期イベントの実装と平行して、来年以降の配信も準備を進めています。エピソード5でうまくいかなかった点をしっかり反省し、今後のアップデートに活かすことを徹底していきます。過去のコンテンツにもテコ入れをしていくので、新旧コンテンツを楽しみにしていただければと思います。

酒井氏:5、6周年はかなり苦しい年だったので、反省をしっかり活かしつつ、前を向いて10周年に向けて『PSO2』を考えつつ、もっとたくさんの方に楽しんいただけるようにがんばっていきます。夏以降はゲームの方もよりにぎわっていくような施策を考えていますし、来年に向けての大きな動きはゲーム内外を含めて引き続きご期待いただければと思います。

また、ファンタシースターシリーズとしては30周年記念なので、こちらも新たな展開を近々お見せできると思いますので、ご期待ください。

──ありがとうございました。



“特に来年にかけてはゲーム内外で色々な動きがあると思っていただければ”という気になる言葉も飛び出した今回のインタビュー。未知なる7周年、そして来るべき10周年に向けて、『PSO2』はどのような施策をとっていくのでしょうか。これからも期待しましょう。

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《編集部@インサイド》

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