【GTMF 2015】コミュニティと共に成長するUE4~エピック・ゲームズ・ジャパン | GameBusiness.jp

【GTMF 2015】コミュニティと共に成長するUE4~エピック・ゲームズ・ジャパン

ゲーム開発 ゲームエンジン

【GTMF 2015】コミュニティと共に成長するUE4~エピック・ゲームズ・ジャパン
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GDC2015での実質的なライセンス無料化宣言に加えて、秋葉原の老舗ブランド「ドスパラ」からの推奨PC発売など、ますます勢いにのるUnreal Engine 4。GTMF 2015でエピック・ゲームズ・ジャパンの下田純也氏とロブ・グレイ氏は「UE4で開発環境は次なるステージへ~才能のコラボレーションでクリエイティビティは次なるステージへ~ 」と題して講演し、マニアックな機能の数々を紹介しました。

「アーティストとゲームデザイナーに力を!」を合言葉に、さまざまなコンテンツをコーディングなしで作れることをミッションに掲げるUE4。ソースコードもすべて公開されており、プロジェクトにあわせてカスタマイズできるメリットもあります。Visual Studio 2013のフリー版でコンパイルができるのも、アマチュアゲーム開発者にとっては嬉しいところでしょう。

これらはエピック・ゲームズCEOのティム・スイーニー氏の「若い人が勉強できる環境を整備したい」という思いから。「自分たちが若い頃は雑誌に掲載されていたソースコードを打ち込んで勉強した。しかし過去20年間は冬の時代だった。この環境を変えたい」というスイーニー氏のビジョンは、ゲーム業界を大きく変えつつあります。実際、中級者にとってプロのエンジニアが書いたソースコードは何よりのテキストだといえます。



下田氏はこれらの施策について、「開発者間でコラボレーションが促進することで、結果としてエンジンの進化が加速している」と語り、聴講者に深く感謝しました。こうした動きは海外だけでなく日本でも加速しており、UE4のエコシステムが広がっているといいます。リリース後1年4ヶ月を経て、UE4のアップデートにも活かされており、さまざまな機能が加わっていると説明されました。

ざっと項目を挙げるだけでも▽シーンアウトライナの階層構造&フォルダ▽複数アクターを選択してのプロパティ変更▽プロパティマトリックス▽プロパティ内の計算式入力▽ベクタープロパティの色の意味▽エディターの機能から直接ドキュメントにジャンプ▽アクターから直接ソースコードにジャンプ▽スケルタルメッシュのコリジョン▽ビヘイビアツリー▽Paper2Dーーなど多岐にわたっており、今もアップデートが継続中です。









UE4.Xで実装された追加機能の数々



続いてグレイ氏から「ブループリント」「マテリアルやマテリアルインスタンス」「アニメーションシステム」「UMG」「Paper 2D」の各機能について、デモを交えながら説明が行われました。

ブループリントはUE4の目玉機能の一つで、GUIベースのビジュアルスクリプトでロジックを組み、扉などのビジュアルアセットに対してロジックを埋め込めます(これにより人が前に立つと扉が開閉するなどのイベントが作れます)。一度作ったロジック付きアセットはコピペで使い回すことも可能。一つのアクターに対して移動やコリジョンなどのコンポーネントを追加し、複雑なインタラクションを実現させることもできます。

またグレイ氏はUE4.7からの新機能として、ブループリントのロジックを使ってカスタムなコンポーネントを作成できるようになったと説明しました。作成したカスタムコンポーネントを使い回すこともでき、生産性が向上します。物理ベースのマテリアルについても、従来のノードベースでの設定に加えて、ブループリントやコードによる、パラメータの一括変更が可能だと説明。天候の変化などをシーン全体に適用させられるとしました。

アニメーションの設定もさまざまなバージョンアップが行われています。複数のモーションのブレンドや、エディター内でのアニメーション編集、複数キャラクターでのモーション共有やリターゲッティングなどです。UE4.3で実装され、2Dゲームを手軽に開発できる「Paper 2D」や、UE4.5で実装され、HUD類などのデザインに役立つ「Unreal Motion Graphics(UMG)」なども注目点だといいます。

他に下田氏から2点の告知が行われました。一つ目は総額6億円のファンド「UNREAL DEV GRANTS」です。プロジェクトあたり最高600万円まで支援が受けられ、知的財産権なども開発者に帰属します。二つ目はIGDA日本が開催する「東北ITコンセプト 福島GameJam2015」にあわせて実施される事前ハンズオン「2日間でゼロから初級ゲーム開発者へ」で、8月11日・12日に秋葉原『GALLERIA Lounge』で開催されます。

プロ向けのゲームエンジンという印象が強かったUE3時代に比べて、格段に高性能になったにもかかわらず、身近な存在となったUE4。日本のゲーム開発者コミュニティにおいても着実に広がりをみせています。今回の講演ではオミットされましたが、UE4マーケットプレイスもそうした施策の一つ。さらなる施策についても期待したいところです。
《小野憲史》

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