SCE立ち上げにも尽力、ソニー元社長・大賀典雄氏死去 | GameBusiness.jp

SCE立ち上げにも尽力、ソニー元社長・大賀典雄氏死去

音楽家であり経営者という異色の経歴を持ち、「SONY」ブランドの構築やコンパクトディスク(CD)の普及、ソフトのソニーを推進した、元社長の大賀典雄氏が23日死去しました。81歳でした。

その他 その他
音楽家であり経営者という異色の経歴を持ち、「SONY」ブランドの構築やコンパクトディスク(CD)の普及、ソフトのソニーを推進した、元社長の大賀典雄氏が23日死去しました。81歳でした。

大賀氏は東京芸術大学音楽学部在学中にソニーの創業者である井深氏や盛田氏に見込まれ在学のまま嘱託として入社。製品の品質・機能・デザイン・宣伝の向上に尽力したほか、早くからブランドの重要性に着目。大賀氏の「SONYの4文字はソニーの最大の財産」という言葉は広く知られています。

大賀氏は、ハードとソフトの両輪の経営を模索し、音楽では米国CBSとの合弁でCBS・ソニーレコード(現ソニー・ミュージックエンタテインメント)を設立。映画ではコロンビア・ピクチャーズを買収。さらに93年にはソニー・コンピュータエンタテインメントを設立し、"プレイステーション"を大ヒットさせました。ゲーム事業はまさにハードとソフトの両輪でした。

ソニーのハワード・ストリンガー代表執行役会長兼社長CEOは「大賀さんは、これまでの日本企業が成し遂げられなかったハードとソフトの両事業の経営に着目し、そして実際に成功に導いた類稀な経営者でした。ソニーがAV機器を中心とした事業形態から、映画、音楽、ゲームと幅広くビジネスを拡大し、世界的なエレクトロニクス&エンタテインメント企業に変貌を遂げたのは、大賀さんの多大な功績といえましょう」とコメントしています。
《土本学》

メディア大好き人間です 土本学

1984年5月、山口県生まれ。幼稚園からプログラムを書きはじめ、楽しさに没頭。フリーソフトを何本か制作。その後、インターネットにどっぷりハマり、幾つかのサイトを立ち上げる。高校時代に立ち上げたゲーム情報サイト「インサイド」を株式会社IRIコマース&テクノロジー(現イード)に売却し、入社する。ゲームやアニメ等のメディア運営、クロスワードアプリ開発、サイト立ち上げ、サイト買収等に携わり、現在はメディア事業の統括。

+ 続きを読む

この記事の感想は?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

人気ニュースランキングや特集をお届け…メルマガ会員はこちら