ゲームエンジン「Torque」のInstantActionも事業停止し、買い手を募集 | GameBusiness.jp

ゲームエンジン「Torque」のInstantActionも事業停止し、買い手を募集

ゲームエンジン「Torque」を提供するInstantActionは、通常業務を停止し、事業の買い手を探すと発表しました。

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ゲームエンジン「Torque」を提供するInstantActionは、通常業務を停止し、事業の買い手を探すと発表しました。

InstantAction(元GarageGames)は、ゲームエンジンの「Torque」を提供するほか、エンジンを使って開発されたゲームを誰もが公開する事のできるゲームサイト「InstantAction.com」を運営していました。

EAでクリエイティブデベロップメント担当副社長を務めたLouis Castle氏が牽引し、最盛期には従業員が約30名にまで拡大しましたが、直近では業績は悪化していて、同社で業務担当のディレクターを務めるAlex Reid氏は利益体質に戻るのは困難としていました。

「Torque」は本格的な3Dゲームも開発できるゲームエンジンですが、InstantActionはインディゲーム開発者を支援するという方針で、ライセンス料も非常に安価に抑えられていました。開発されたゲームもSTEAM、Direct2Drive、GamesgateといったPCのダウンロード流通系で展開されるものが多かったようです。また、Wii、PS3、Xbox360などの家庭用ゲーム機では主にカジュアルゲームで多数実績があります。

InstantAction.comでは「InstantAction thanks all of its users and customers for their support over the years.」と長年の利用に感謝するメッセージが掲げられ、ゲームは遊べない状態になっています。

奇しくも、同じくゲームエンジンの「Gamebryo」を提供するEmergent Game Technologiesも事業を停止し、買い手を探しています。各社のラインの減少はこのようなエンジンメーカーに大きな影響を与えるということでしょうか。
《土本学》

メディア大好き人間です 土本学

1984年5月、山口県生まれ。幼稚園からプログラムを書きはじめ、楽しさに没頭。フリーソフトを何本か制作。その後、インターネットにどっぷりハマり、幾つかのサイトを立ち上げる。高校時代に立ち上げたゲーム情報サイト「インサイド」を株式会社IRIコマース&テクノロジー(現イード)に売却し、入社する。ゲームやアニメ等のメディア運営、クロスワードアプリ開発、サイト立ち上げ、サイト買収等に携わり、現在はメディア事業の統括。

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