【DCEXPO2009】ゲームの未来は立体視? 各社が取り組みを展示 | GameBusiness.jp

【DCEXPO2009】ゲームの未来は立体視? 各社が取り組みを展示

デジタルコンテンツエキスポ2009の「国際3D Fair」では、立体視によるゲームも出展されていました。

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デジタルコンテンツエキスポ2009の「国際3D Fair」では、立体視によるゲームも出展されていました。
  • デジタルコンテンツエキスポ2009の「国際3D Fair」では、立体視によるゲームも出展されていました。
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デジタルコンテンツエキスポ2009の「国際3D Fair」では、立体視によるゲームも出展されていました。

その1つがバンダイナムコゲームスのブースで展示されていた『Invincible Tiger: The Legend of Han Tao』です。8月26日にXbox Liveアーケードで配信が始まった、Xbox Liveアーケードで初めての立体視ゲームで、主人公のタイガーとなって、カンフーの多彩な技を駆使して敵を倒していくアクションアドベンチャーです。

開発はイギリスの Blitz Gamesで、「プリンスオブペルシャ」のような滑らかなキャラクターアニメーションと腰の入ったアクションゲームの要素が巧みに融合しており、古代の中国を舞台に、要塞や海賊船など6種類のステージが楽しめます。価格は1200MSポイントで、2人で協力プレーもできます。

ゲーム画面は2Dの横スクロール形式ですが、ステージに格闘ゲームの「餓狼伝説」のように複数のラインがステージに設定されており、建物の中で戦いつつ、手前の庭に降りて木に登り、再び奥の屋根にジャンプして戦う、といった立体的なアクション体験が楽しめます。確かに立体視で遊ぶとステージが前後にグッと広がって、それだけで新鮮な感覚でした。また手前遠くの距離感が良くわかり、より自然なプレイが楽しめました。

本作の立体視モードは「デジタル3D」と「アナグリフ3D」の2種類が選べます。前者ではデジタル3D表示に対応したディスプレイと偏光式3Dメガネが必要で、ヒュンダイ製の立体テレビなどに対応しています。後者では赤・青などの色のついた、市販品のアナグリフ式3Dメガネで遊べます。もちろん通常の2Dモードでもプレイできます。

もう1つがNVIDIAブースで、スクウェア・エニックスのアクションアドベンチャー「バットマン アーカム・アサイラム」の立体視デモが行われていました。システムはハイエンドグラフィックボード「GTX 280」を搭載したPCと、ソリッドレイ研究所の3Dプロジェクター「Sight3D」の組み合わせで、同じくNVIDIA製のアクティブシャッター式3Dメガネ「3D Vision」をかけて楽しめます。

この方式だと既存の全ての3Dゲームが立体視で楽しめます。3Dゲームのはずのバットマンが、3Dメガネをかけると立体に浮き上がり、より派手なアクションが楽しめました。同社では立体視ゲームなどが家庭で楽しめるNVIDIA 3D Visionを展開しており、350本以上のゲームに対応しています。

ソニーが来年から立体視対応BRAVIAの提供を始めるなど、立体視ゲームは現在、非常にホットな話題の一つです。ただし対応ディスプレイを購入しなければならないのがネック。また何でも立体視にすればいいというものでもなく、立体視に最適化されたゲームデザインが求められます。ここはぜひ、まずアーケードゲームの大型筐体モノから、手軽に楽しめるようになりませんかね?
《小野憲史》

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