プレイステーション3とXbox360の値下げが話題ですが、悲観的な観測も存在します。米投資銀行Kaufman Bros.のアナリストであるTodd Mitchell氏は、プレイステーション3とXbox360が値下げしたにもかかわらず「巨大な需要の波を作り出すことはなかった」とコメント。Mitchell氏は現在の米国における売上がWiiとニンテンドーDSによって主導されていると主張します。2009年は夏の不振が響き、年全体でも売上が良くないものとなるだろう……と氏は予想します。2008年の売上が213億ドル(約1兆9200億円)なのに対し、2009年は202億ドル(約1兆8200億円)に減収するというのです。Mitchell氏はビデオゲーム全体が「デフレのサイクル」に入っていると指摘します。「成長傾向は根強く残っているものの、消費者はゲームにそれほど時間を費やしている訳ではない。需要薄の傾向は、慎重な小売業者とタイトな在庫循環のサイクルで悪化している」とコメント。「ソフトウェアのボリュームは下がっており、小売業者はよりアグレッシブなディスカウントをしなければならないだろう。夏のセールスは貧血のようなものであり、投資家はゲーム産業に用心深くなっているだろう」と悲観的な見解を明らかにしました。NPDによりますと、8月におけるプレイステーション3の売上は21万台とのこと。7月は12万台、6月は16万台ですから、5万〜9万台の増加となっています。Mitchell氏の「巨大な需要の波」がこれ以上のものを指すのかは不明ですが、前年と比較すると売上が減少傾向にあるのは確かなようで、「アグレッシブなディスカウント」を求められる小売店こそが辛いのかも知れません。
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