『STAR WARS ゼロ・カンパニー』を手掛けたゲーム開発スタジオBit Reactorが同作の発売数週間前に社員の多くを一時解雇していたと、海外メディア「GAME FILE」により報じられています。
作品は好調な滑り出しも多くの従業員を一時解雇
「スター・ウォーズ」IPの本格ストラテジー作品として発売前より注目を集め、海外レビューでのハイスコアやSteamでの10,000件以上のレビュー獲得など好調な滑り出しを見せている『STAR WARS ゼロ・カンパニー』ですが、発売を直前に控えての資金繰りはかなり難しい状況であった様子。元Bit Reactorのシニアテクニカルアーティストで今年5月に同社を解雇されたZachariah Scott氏によるLinkedInでの投稿では、スタジオが「チームが数週間前に一時解雇されていたという事実を隠蔽している」とされていました。

GAME FILEによる取材に応じたというScott氏曰く、元社員約10名と連絡を取った上で皆一様に「3週間前に一時解雇されました。」と話していたとのこと。「たとえ復職があったとしても、一時解雇された全員が元の仕事に戻れるとは限らないと確信していた」とも語っています。

さらに、Bit Reactorの担当者もGAME FILEの取材に応え、発売前に多くの従業員を一時解雇したことを認めたとしています。担当者は、発売状況が不透明な段階での難しい決断で、Bit Reactor単独の判断によるものと補足したことも明かしました。
「驚くほど緊縮的」な開発体制も発売目前に資金枯渇か
また、一時解雇がチームの80%に影響を与えたと語る情報筋もあるようで「現役社員は最小限しか残っておらず、『ゼロ・カンパニー』の発売後のバグに対処する準備ができているだけ」だといいます。一方で、Bit Reactorの担当者は給与を元の水準に維持したまま一時解雇した従業員を復職させたいと考えていることも示し『ゼロ・カンパニー』の成功は大きな影響になり得るとも述べたとのことです。

なお現在Bit Reactorとその共同創設者で元最高執行責任者のAlison Kelly氏の間で進行中の争議でも今回の一時解雇に言及されていた他、2021年時点で『ゼロ・カンパニー』のためにEAと結んだ資金提供契約が5,000万ドルであったことなども確認できたとのこと。さらにZachariah Scott氏によると在籍中は予算が厳しく管理され、「ライトセーバーのアニメーションをもっと増やしたい」と交渉するも予算不足を理由に却下されるなど「驚くほど緊縮的な」状況で開発されたと語っています。

「もっとスター・ウォーズのゲームを作りたい」とディレクターが語るBit Reactorですが、その実現のために越えなければならない壁は想像以上に多いのかもしれません。










