
Mega CritがSteamにて早期アクセス実施中のデッキ構築型ローグライク『Slay the Spire 2』に、3月20日だけで9,781件もの否定的レビューが寄せられていたことが確認されました。これは同日にベータ版として配信された大規模バランス調整パッチが背景にあり、同社はXにて早期アクセス期間中のバランス調整の進め方について説明しています。
1万件近い否定的レビューが殺到

本作は3月6日にSteamにて早期アクセスが開始された人気デッキ構築型ローグライクの続編。3月14日には初週で販売本数が300万本を突破したことも発表されていました。
そんな本作のSteamレビューは記事執筆時点(3月21日)で71,598件中80%が「おすすめ」とする“非常に好評”となっていますが、3月20日に突出して多くの「おすすめしません」レビューが確認でき、その数は9,781件にも及んでいます。
同3月20日にはベータ版パッチv0.100.0が配信されており、無限コンボを困難にすることを主目的とした大規模バランス調整や、恐怖症モード導入などが実施されていました。ちなみに本パッチは全体に適用されるものではなく、ベータブランチ(Steam内でユーザーが選択することで適用されるもの)として配信されています。
開発元は早期アクセス中の調整について説明
上記のベータ版パッチについて海外メディアEurogamerは「無限コンボは明らかにゲームバランスを崩す」として肯定的に伝えていますが、実際にSteamストア上ではこの度の調整に怒りを覚えたプレイヤーから非常に多くの批判的なレビューが寄せられています。
一方でこの件について議論している海外掲示板Reddit上のトピックでは、早期アクセス中のゲームのそれもベータ版のバランス調整パッチに文句を言うことはおかしいという趣旨の意見も目立ちます。
こうした事態を受けてMega CritはXにて、前作の早期アクセス期間を知らない新規プレイヤーやそもそも早期アクセスゲーム自体が初めてのプレイヤー向けとする説明を投稿。パッチを実際にテストしているプレイヤーからのゲーム内機能を通じたフィードバックが最も有用だということや、今後1~2年をかけて多くの調整が行われるということが述べられています。
なお上記のRedditでは中国語ユーザーからの否定的レビューが多いことも指摘。言語別内訳では全レビュー72,613件中で中国語(簡体字)ユーザーは32,527件であり、好評は60%(29,630件の英語ユーザーでは好評は95%)となっていることも確認できます。(いずれも記事執筆時点の数字)
ベータ版のパッチ配信後となる3月20日以降に投稿された否定的なレビューは10,000件程度あり、そのうちのほとんどが簡体字のユーザーです。

この理由をRedditの別トピックでは多くの中国語ユーザーが以前からゲームの問題点を指摘してきたことや、中国では無限コンボを好むユーザーが多いことにあると言及。一方海外メディアPC Gamerでは、中国版Steamではコミュニティ機能がブロックされており、Discordも使用できず、ゲーム内機能では言語の壁があるために、不満を表明する手段が限られているから、Steamのレビューが意思表明の場になってしまっていると指摘しています。
『Slay the Spire 2』は、Windows/Mac/Linux(Steam)向けに早期アクセスとして販売中です。










