
2025年9月26日、『Wolfenstein: Enemy Territory』や『Gears』シリーズなど、さまざまな名作ゲームを手がけてきたイギリスのゲーム開発スタジオSplash Damageがテンセント傘下を離れたと海外メディアが報じました。
昨今では「トランスフォーマー」新作ゲームも開発中止が報じられていた

Splash Damageは2001年に設立されたスタジオで、2002年にマルチプレイヤーFPS『Wolfenstein: Enemy Territory』でデビューし、高評価を獲得しました。

その後同スタジオはマイクロソフトと提携し、『Halo』シリーズや『Gears』シリーズなどのさまざまなタイトルの開発サポートを手がけていました。
2016年に中国の会社LeyouがSplash Damageを買収、その後2020年にテンセントがLeyouを買収し、それ以降長らくSplash Damageはテンセント傘下のスタジオとなっていました。
Splash Damageはテンセント傘下入りした後の2022年にマルチプレイ可能なアクションゲーム『Transformers: Reactivate』を制作中であることが報じられていましたが、その後本作については目立った続報がなく、2025年1月に開発中止が報じられました。
同ゲームの開発中止の理由としては「他プロジェクトへの注力のための規模縮小」が挙げられており、それに伴う人員削減が行われる可能性が高いとされていました。
そして2025年9月25日、海外メディアGamesIndustry.bizはSplash Damageがテンセント傘下を離れ、未公開ファンドによって買収されたと報道。同記事によると「スタジオ自体の運営は継続するが、これ以上の回答は行わない」としています。
さまざまな名作ゲームを手がけてきたSplash Damage。今後同社はどのような道を辿っていくのでしょうか。